ビューティフル弾にデル・ピエロも祝福! 絶好調の三笘薫に賛辞続々、ブライトンには「欧州でいま最も魅力的」の評価も

欧州各国リーグのほとんどがシーズンの折り返し地点を過ぎた現在、各クラブの能力や特徴、そしてその強さが明らかになってきている。

サッカー専門サイト『90min』は「欧州で最高の攻撃力を誇るクラブ」のランキングを発表。各リーグやクラブによって消化試合数に違いはあるが、シーズン半ばに差し掛かった段階で、高い得点力を示しているクラブが、現時点でのリーグ通算ゴール数(括弧内はリーグ消化試合数)によって順位付けされた。

マンチェスター・シティ(53得点)、バイエルン(50得点)、パリ・サンジェルマン(48得点)、ナポリ(46得点)、アーセナル(45得点)といった各国リーグのトップを狙う強豪が上位を占める中、同メディアがそのランクインを「ちょっとした驚き」と表現したのが、12位のブライトンだ。

世界最高峰リーグといわれるプレミアリーグにおいて今季、19試合を消化した時点で欧州カップ圏内まで勝点5差の6位につけている中堅クラブは、リーグで4番目に多い37ゴールを記録。同メディアは、ブライトンを以下のように評している。

「(12位は)場違いなどではなく、ロベルト・デ・ゼルピ監督によるサッカーは、現在の欧州で最も魅力的なものである。エバン・ファーガソン、三笘薫、アダム・ララーナ、ペルビス・エストゥピニャンらを含めた集団により、『シーガルズ』は快進撃を続けており、おそらくドーバー海峡を越えても(欧州カップ戦でも)、どんな対戦相手も倒せるだろう」

一部の現地メディアからは「現時点でプレミアリーグでも最強」とまで評されたチームにおいて、最も大きなインパクトを放っているのが三笘であり、第18節アーセナル戦以降は2戦連続得点、2戦連続で味方のゴールのお膳立て、そして21節レスター戦では誰からも絶賛されたドリブルからミドル弾と、結果を残して続けており、レアンドロ・トロサールが離脱(→アーセナル)したチームの新たな牽引役となりつつある。 この鮮やかな活躍ぶりは、ブライトンだけでなく、プレミアリーグ、さらには世界のサッカー界でも注目すべきものとなっており、マイケル・オーウェンは「ここ数週間の三笘は素晴らしい」と称賛し、ハリー・レドナップは「三笘のプレーを見るのが大好きだ」と告白。前述のレスター戦での一撃に対しては、同じ形のゴールを得意としていたイタリアのレジェンド、アレッサンドロ・デル・ピエロも反応し、「おめでとう、素晴らしいゴール」とSNSで日本のアタッカーを祝福している。

誰をも魅了する25歳について、英国のスポーツ専門サイト『SPORTING LIFE』は、プレミアリーグにおける「カタール・ワールドカップ以降に分かったこと」という記事の中で、「リバプールの脆弱性」「チェルシーの追い上げ」というチーム単位での話題に並んで、「脅威の三笘」という見出しをつけて言及した。

「ブライトンの選手は、現在のプレミアリーグで最も影響力のある選手のひとりであると言っても過言ではない」とする同メディアは、先発出場がわずか7試合という状況で、彼が得点期待値2.44から4得点、アシスト期待値2.27から1アシストをそれぞれ記録していることを紹介し、「ブライトンの左サイドで彼を止めるのはほとんど不可能だろう」と指摘する。

また、「相手にとって危険なエリアに簡単に侵入できる」と、ショットマップを示してその強みを強調しながらも、レスター戦の美弾よって、三笘の価値がチャンスメイクだけにあったのは「過去の話」だと断言。一方で、彼がドリブルで仕掛けることにより、「マーカーが三笘に照準を定めるようになった今、必要であればいかなる手を使ってでも、早めに彼を止めなければいけないのは確実だ」として、好位置での相手のファウルやカード(警告や退場)をより多く誘発できる可能性に注目している。

リバプールのイングランド代表SBであるトレント・アレクサンダー=アーノルドのような一流選手を手玉に取って見る者に強い印象を与えるなど、現在は“無双状態”にある三笘の快進撃はどこまで続くか。飛躍的にその価値を高めているアタッカーのプレー、そして移籍市場での動向へと、多くの視線が今後も注がれることになる。

構成●THE DIGEST編集部

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