教科書汚職、元中学校長に有罪 選定で収賄、大阪地裁

 大阪府藤井寺市立中の2021年度の教科書選定を巡り、教科書会社「大日本図書」(東京)に便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、加重収賄罪などに問われた同市立中の元校長西留俊春被告(61)に、大阪地裁は25日、懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金約6万4千円の判決を言い渡した。求刑は懲役1年6月、追徴金約6万4千円。

 中川綾子裁判長は、大日本図書側と長年の癒着があったと指摘し「教科書採択手続きの公正性や社会の信頼を大きく害した」と非難した。起訴内容を認めて反省しているとして執行猶予とした。公判で被告は「ばれないだろうという甘さがあった」と供述していた。

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