サッカー元日本代表 大久保さん流 “家事の心得7カ条”紹介 県庁で子育てトーク

家事や育児について語る大久保さん=県庁

 サッカー元日本代表の大久保嘉人さん(長崎県立国見高出身)を招いたトークイベント「パパとママの子育てプロジェクト」が22日、県庁であり、4男の父親でもある大久保さんは「完璧を求めずに気軽にやってみてほしい」と心の持ち方をアドバイスした。
 大久保さんは国見高が2000年度に全国高校3冠を達成した時のエースストライカー。21年、J1セレッソ大阪に移籍した際、関東に住む家族と離れ、大阪で小学生の三男と2人暮らしをした体験談を語った。遠足のキャラ弁作りに奮闘した話などで盛り上げ、「常に気が張っている感じで休みがない」と育児や家事の苦労を語った。
 自身が考えた家事の心得7カ条(すぐにやる、無理をしない、新しいことに挑戦する、ルーティーンはつくらない、すべてを楽しむ、自分のやり方を見つける、やりながら修正する)も紹介。約170人の聴講者に「仕事、家事、育児のハットトリックを決めよう」と呼びかけた。
 イベントは県男女参画・女性活躍推進室が主催。大久保さんは、同じ1982年生まれで3児の父、大石賢吾知事や県内の子育て中の3人とも意見交換した。


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