埼玉・所沢のご当地グルメ!究極の“ふわもち麺”がたまらない「肉汁うどん」を

旅人へひとこと

『埼玉県所沢市』にて体験したご当地グルメに舌鼓。口福だったランチタイムをご共有します。

『池袋』から西武池袋線に乗り込んでやってきたのは──

用事のあった『所沢駅』をやり過ごし、降り立ったのはここ『狭山ヶ丘(さやまがおか)駅』。この日やや早めに自宅を出たのは、どうにも気になっていた1軒のうどん店に足を運びたかったため──

それがこの『自家製うどん うどきち』さん。

埼玉名物「肉汁うどん」を、独自のスタイルでいただける1軒です。これまでTV番組や雑誌など、多数のメディアで取り上げられています。

なお、埼玉のご当地グルメ「肉汁うどん」は、いわゆる「武蔵野うどん」にカテゴライズされます。東京都西部の多摩地域〜埼玉県西部の地域、つまり、『武蔵野台地』周辺エリアに根付いているうどん文化。この地域が「麦」を中心とした農作地域として発展してきたことが、その背景にあるようですね。

選べる麺

筆者が気になっていた最大の理由が、この麺を選べるスタイルです。

「武蔵野うどん伝統の太くて固め」を押さえつつ、お店独自の個性的なものがズラリと。さらに、日によって「裏もち麺」なる裏メニューもラインナップするようです。

ちなみに、漬け汁も複数の中から選びます。

例えば、山椒油で痺れを効かせた「赤肉汁」や、貝出汁などにより濃ゆい磯の香りを楽しめる「塩肉汁」といった具合に。さらに、この日はメニュー表に記載のない「グリーンカレー」もラインナップに......麺との組み合わせは、きっと無限大!

ふと筆者の脳裏をよぎったのは「うどんエンターテインメント」という言葉。

なんだかワクワクが止まりません!!

美味・美観な「肉汁うどん」

人気No.1の看板メニュー「肉汁うどん」。

麺は、高級小麦“もち姫(無添加)”を使用した「ウルトラもち麺」でいただきます。

正直、オーダーには相当迷ったのですが、、うどきちルーキーである筆者は一番人気であるスタンダードな漬け汁をチョイスしました。

そして、麺は「ウルトラ」を冠する「ウルトラもち麺」を。ここは追加料金110円を払ってでも、「生麩のような究極のモチモチ」を体感しておかねば、と。

それにしても、美しい......!!

渦を巻くように盛りつけられた麺。その艶やかでみずみずしいアウトラインは、筆者のテンションを爆上げしてくれるのと同時に、早く胃袋に収めたいという欲求を容赦なく煽ってきます。

また、漬け汁。利尻昆布や鹿児島産の鰹節4種などでとった出汁をベースに、熟成醤油やたまり醤油をブレンドした“かえし”を合わせたものだそう。もちろん無化調です。

なお、具材は熟成豚バラ肉に、ネギ。そして、焦げ目の入った油揚げ。見るからにたっぷり!具沢山なのがうれしいばかりです。

さて、麺リフトアップ!

残念ながら写真にはすべて収まり切らなかったのですが......この麺が長い、長い!そして、改めて、いつぞや食した武蔵野うどんらしい太くて固めなうどんとはまったくの別物であることを再確認します。

素のまま口に含むと、なんとも言えぬモチッと食感が!

もちろん麦の個性・旨味を感じつつ、です。そして、噛み締めた先に感じられる“the コシ”にグッときます。

ちなみに、こちらの「もち麺」ですが、「薄く伸ばした麺生地を折りたたんで、128層にも重ねて切る多層構造麺」。それにより、もちもちしつつコシがある仕上がりになるのだそうです。

な、なんという世界......(拍手)

それにしても、咀嚼することのなんと気持ちの良いことよ!!

続いて、漬け汁にたっぷり浸していただきます。

これが会心のパフォーマンス!

もちもち、ほわっほわな食感はより一層強調され、同時に、豚バラ肉やネギを包み込むそのふくよかさ・やさしい表情は、まるで母性を宿したかのよう。素で噛み締めた時とはまた違った表情が垣間見え、実に天晴れです。

また、噛み締めると、やはりコシもきちんと感じられるという......まさに妙技。漬け汁に浸かったことで本来のポテンシャルを引き出されたかのような、そんな印象を受けました。

〆には「ミニ丼」シリーズも吉!

せっかくなので「ご飯ものもいただきたい!」と。

一番人気の「ミニもつ丼」も気になったのですが......11月から提供されているお試しメニュー「ミニ椎茸肉丼」をオーダーしました。「もち麦ごはん」の上に、甘辛く煮た豚バラ肉&椎茸がたっぷりと乗った一杯です。

煮汁を目一杯吸った椎茸は、よりあまじょっぱさが際立ち、尚且つ、豚バラ肉と織りなす食感の抑揚・変化が終始楽しく感じられた次第。そして、ほろっとほどける「もち麦ごはん」を、それらと共にガツガツ掻っ込む時間の心地良きこと!

うどんだけでも満足度はかなり高めです。

が、ただそれだけで終わってしまうなんて勿体無い......かも。胃袋のスペースとご予算に余裕があるのなら。

口福なうどんタイムに、心から感謝します。

落ち着いた雰囲気に包まれた店内で、黙々と啜るうどんタイムは、なんとも心地良きものでした。

食材などへのこだわりはもちろん、うどんに真摯に向き合ってきたからこそ生まれた逸品。それをこうして体験させていただけたことに、心から感謝したいと思います。

それでは、ごちそうさまでした!

近くに足を運んだ際には、またよろしくお願いいたします。

今回いただけなかった“麺々(面々)”のパフォーマンスも、ぜひ体験させていただきたいですしね。

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自家製うどん うどきち

〒359-1162 埼玉県所沢市和ケ原1丁目691−62

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*この記事は2022年12月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ヤマネコ

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