指定管理料増額や旅行支援に配分 岡山県が補正予算案発表

2022年度一般会計補正予算案について説明する岡山県の担当者

 岡山県は25日、2022年度一般会計補正予算案をまとめた。物価高騰を踏まえた県有施設の指定管理料増額や県内旅行の割引事業に充てる経費を盛り込んでいる。2月20日開会予定の定例県議会に提案する。

 補正予算案の総額は439億3400万円で、新型コロナウイルス対策に充てる国庫支出金の返納や財政調整基金への積み立てが多くを占める。指定管理料の増額は県総合グラウンド、コンベックス岡山、県天神山文化プラザなど18施設の電気代高騰分として1億6400万円を計上。期間を延長した「おかやまハレ旅応援割」事業に関する経費1億9800万円、美咲町のアイガモ農場で発生した県内今季4例目の鳥インフルエンザに対応するための経費1億7600万円も確保した。

 22年度の歳入・歳出見通しがほぼ固まったことを受け、人件費40億4500万円、新型コロナ対策推進費7億2600万円をそれぞれ減額。財政調整基金は136億2400万円を積み、残高は338億4200万円となる。

 補正後の一般会計総額は8623億5400万円で前年度同期比7.3%減。

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