
第一生命保険は25日、営業職員と内勤職員の計約5万人についてベースアップ(ベア)を含め平均5%の賃上げを実施する方針を固めた。今後、労働組合との協議を経て決定する。内勤職員のベアは1995年以来28年ぶり。新型コロナウイルスや物価高の影響が続く中、優秀な人材を確保することが狙い。賃上げによる人件費の増額は70億円程度を見込む。
第一生命は営業職員の評価制度の見直しを進めており、今年4月から入社6年目以降の職員の給与を平均で月額1万円程度増額する。ベアと合わせて営業職員平均で5%の賃上げになる。
内勤職員に関しても、ベアと定期昇給を合わせて5%賃上げする。