米大リーグ・レッドソックスに入団した吉田正尚外野手(福井県福井市出身)が1月24日、沖縄県で行っていた自主トレーニングを打ち上げた。「バットはしっかりと数を振ることができた」と渡米を前に状態の良さを語り、「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の世界一とチームのワールドシリーズチャンピオンを大きな目標に邁進していきたい」と意欲をみせた。
福井新聞の電話取材に応じた吉田は「新しい環境になるので、すごく楽しみにしている」と2月中旬から米フロリダ州で始まるレッドソックスのキャンプや、その後のオープン戦を待ちわびる。「まず元気に動けることをアピールして、打撃面でしっかりアジャストしていきたい」と意気込んだ。
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自主トレーニングはプロ野球の若手選手ら6人と約3週間行ったといい、「体を起こす意味で体づくりをしてきた」と振り返った。大リーグ特有の動く球への対応や公式球の感触については「実際に自分がどう感じるかだと思う」と現地入りしてから調整していく考えを示した。
3月には初めて挑むWBCが始まる。吉田は「任されたポジションでベストを尽くすだけ」とした上で、シーズン終了までの長丁場を見据え「二つとも初めての経験になるので、しっかりとぶつかっていきたい」と決意を述べた。