SUNQパスで九州バス旅!佐賀・嬉野温泉~長崎市内を2日間で遊び尽くす♡

九州+山口下関エリアまでをお得に移動できる「SUNQ(サンキュー)パス」。実際使ってみたらどうなのか?!

インスタフォロワー数10万人超、話題の旅行系インフルエンサー『おーちかmap』の3人が、気になるスポットをピックアップ。西九州新幹線の開通で話題の佐賀・嬉野から長崎市内をバスで周遊してきた!

おーちかmap(@ochika_map)

Instagramプロフィール

大塚さん

大学の同級生である武田を誘って「おーちかmap」をスタート。デジタルクリエイターとしてコンテンツの編集を担当する。

武田さん

仲の良かった大塚に誘われて「おーちかmap」をともに立ち上げる。リサーチやプランニング、旅行の手配などが得意な行動派。

芹香さん

大塚・武田と出会い、不定期で「おーちかmap」のメンバーとして活動する。特にグルメが好き♡

SUNQパス(サンキューパス)とは?

(武田さん)
SUNQパスって知ってる? 九州や山口の一部で使えるバスのフリーパスチケットで、チケットは8,000円から14,000円。3日か4日間、高速バスと一般路線バス、一部の船舶が乗り放題になるんだよ!

(大塚さん)
それってすごくない?!

(芹香さん)
じゃあ、これ1枚持ってれば、エリア内のどんな場所にだって行けちゃうってこと?!

(大塚さん)
無敵すぎる!

(芹香さん)
スマホで見てみたら、SUNQパスって4種類あるんだね。それぞれどう違うの?

(武田さん)
使えるエリアと日数の違いだよ。詳しくはSUNQパスのホームページをチェック!(http://www.sunqpass.jp/

SUNQパス旅【1日目】

天神高速バスターミナルから出発!

(武田さん)
今回選んだのは北部九州+山口エリアで使えるパス。これ、3日間用のパスなんだけど、実は2日間でも十分お得に使えるんだよね。

(武田さん)
今回は福岡発、1泊2日で佐賀・嬉野と長崎市内をまわるよ。SUNQパス、スマホから予約しといた!

(大塚さん)
まじか、サンキュー♡

(武田さん)
天神高速バスターミナルの窓口で、名前を伝えて購入すればOK。

(芹香さん)
便利だね。

※取材時は期間限定キャンペーン「SUNQ祭」(2022年12月23日で終了)が開催されていたので、期間限定の2日間パスを利用しました。

(武田さん)
スマホで簡単に購入できるし、当日でも、発車時刻の30分前までなら購入できるから助かるよね~。

(大塚さん)
あ、もうバス来てる。乗ろう!

乗車前にSUNQパスを提示する

(芹香さん)
バス旅ってなんだかワクワクする~♡

(大塚さん)
私と武田、実は前に「SUNQパス」で旅したことがあって。

(芹香さん)
そうなんだ。

(武田さん)
最初は「バスで1泊2日ってしんどくない?」って思うんだけど、いやいや、実際はバスに慣れたらめちゃくちゃラク。

(大塚さん)
しかも、電源・Wi-Fi完備だよ?

(芹香さん)
最強じゃん。移動中、行きたいスポットチェックしたり、ドラマとか映画も見れちゃうってことだよね。

(武田さん)
そうそう。疲れたらお昼寝して体力回復できるし、エアコンもしっかり効いてる。最高に快適な乗り物だよ~。

佐賀・嬉野に到着!

福岡の「西鉄天神高速バスターミナル」から目的地の「嬉野バスセンター」までの所要時間は1時間46分。

(武田さん)
福岡から嬉野ってすぐだね。

(大塚さん)
私はスマホで編集作業してたら着いちゃった。

(武田さん)
話しながら乗ってると、本当にあっという間!

(芹香さん)
で、1軒目はどこ行くの?

(武田さん)
最初はやっぱり定番を抑えたいなと思って、温泉豆腐を食べに行くよ!

(大塚さん)
いいね~温まりそう♨

(武田さん)
嬉野の名店と言えば「宗庵よこ長」。温泉湯どうふを食べに行こう!

(大塚さん)
いいね♡

(芹香さん)
いいね♡

■ 13:30 宗庵よこ長で名物「湯どうふ」ランチ

「宗庵よこ長」へは、バスセンターから徒歩約5分。SNS用に自分たちで撮影もしながら店に入る『おーちかmap』の3人。メニュー表を開いていろいろと検討した結果、やっぱり定番の「湯どうふ定食」を頼むことに。

(大塚さん)
いただきま~す!

(武田さん)
いただきま~す!

(芹香さん)
いただきま~す!

(大塚さん)
ねぇねぇ、湯どうふってこんなにとろとろなんだ!

(武田さん)
あったかくて体に染みわたる~。

(芹香さん)
熱々でおいしいね~♡

■ 14:30 「cafechino -カフチノ-」でスイーツタイム

次に向かったのはcafechino -カフチノ-」「宗庵よこ長」から徒歩約10分だから、話しながら食後の散歩にぴったり。好きなケーキをそれぞれ選んで、まったりカフェタイム。

顔クッキーに癒される♡
「これどう?(笑)」by武田さん

■ 16:00 「ブーゲンハウス嬉野」で満開の花に包まれる

「cafechino -カフチノ-」から徒歩10分ほどの「ブーゲンハウス嬉野」は、国内最大級のブーゲンビリアの花園。温室の中に、25種類400本のブーゲンビリアが色鮮やかに咲いている。

(大塚さん)
すごい、きれい!

(芹香さん)
ハウスの中だから温かいんだね。

(武田さん)
写真映えすごい!

(大塚さん)
金運を呼ぶ「カリフォルニアゴールド」など、希少な品種もたくさんあるんだって。

■ 17:30 「湯宿広場」で足湯&足蒸し湯

宿泊は、嬉野温泉街の中心部にある「悠然の宿 東海」。浴衣に着替えた3人は、温泉街の中心部にある足湯まで街歩きすることに。

(大塚さん)
これ、ひざ下の蒸し湯なんだって。気持ちよすぎでしょ~

(芹香さん)
いい顔してる(笑)。

この後宿に戻って、食事と温泉も満喫した3人。心身ともに満たされて、1日目が終了。

SUNQパス旅【2日目】

嬉野~長崎市内へ

■ 9:30 楽しすぎる!「佐賀元祖忍者村 肥前夢街道」

(大塚さん)
おはよ。9時過ぎに宿出発って、けっこう早くない?

(武田さん)
そりゃあ、今から行くのが今回最大の目的地だから。「忍者村」って行ったことある?!

(芹香さん)
「忍者村」?!知らない!

(武田さん)
よし、目覚ましがてら、ここから歩いて行こう。

(大塚さん)
え! そこも歩いて行けるんだ。嬉野って徒歩でめぐれて便利だね。

歩いて15分ほどで「佐賀元祖忍者村 肥前夢街道」に到着。朝日を浴びながら石段を登り、入り口を目指す。さっそく修行だ……。

(武田さん)
着いた!

入園料は1,100円。忍者服レンタルは1人1,300円(ともに中学生以上~大人の料金)。さらに、園内の遊び処で利用できるゲームチケットは8回分1,000円で販売されている。

衣装に着替え、すっかり忍者になりきる3人。

(芹香さん )
2人とも、に、忍者だ。

(大塚さん)
みんなだよ!

(武田さん)
意外と違和感ないね(笑)。

入口で刺客に遭遇!

テンション高くないか?!(笑)

敵に見つからないように忍び足
創業時からいらっしゃる、当たるとウワサの占い師さんにみてもらうことに

(武田さん)
いちばんなりきり上手なのは大塚じゃない?!

(芹香さん)
意外な一面だ(笑)。

忍者修行中

(大塚さん)
敵を発見!

(大塚さん)
けっこうむずい!

(大塚さん)
真ん中に的中! 景品がもらえるんだってさ

(武田さん)
大塚、手裏剣うますぎ(笑)

(芹香さん)
そんな才能あったとは!

■ 12:30 「嬉野バスセンター」から長崎市内へ

嬉野バスセンターから長崎駅前までは高速バスで67分。この区間は座席の予約ができないので、早めに待合所に移動してバスを待つ。

(武田さん)
この区間は予約できないって聞いてたから、念のためかなり早めにバスセンターに来たけど……。

(大塚さん)
余裕で乗れたね!

(芹香さん)
近くのお店でおみやげ買う時間ができて良かった~。

■ 13:30 長崎市内に到着、ランチ&街歩き

市内のバスでもSUNQパスが使えるので、移動はバスで。(「長崎駅前東口」→「興善町」まで通常160円)

(大塚さん)
ここでも「SUNQパス」が活躍するね。

(芹香さん)
長崎って路面電車のイメージだったけど、バスも便利!

(武田さん)
いろんな場所に行けるから、慣れると便利だよね。

トルコライスで有名な「ニッキー・アースティン万屋町店」でお昼を食べてお腹いっぱい!

眼鏡橋でもバッチリ記念撮影。

それから、商店街を歩いて抜けて中華街へ。

(芹香さん)
ちょっとずついろんなものを味わえるのがうれしいな。

(大塚さん)
ランチ食べたばっかりだけど、スイーツは別腹♡

(武田さん)
ごま団子、好き!

(大塚さん)
SNS用にも撮影しとこうっと。

(芹香さん)
中華街の雰囲気って写真に映えるね♡

(武田さん)
スイーツに満たされて大満足!

■ 15:30 長崎と言えばここ!「グラバー園」

新地中華街からグラバー園への移動もバスを利用。

SUNQパスを持っていれば、長崎駅前から新地中華街や出島などの観光スポットを巡回している「ながさき観光ルートバス」(通常160円)での移動がわかりやすくて便利!

(武田さん)
「グラバー園」って「SUNQパス」の特典が使えるみたいだよ!

(大塚さん)
「SUNQパス」を提示すれば、通常より割安の団体料金で入れるんだって。

(芹香さん)
他のスポットでもいろんな特典があるんだね。

(大塚さん)
ここから見える長崎の景観もいい感じ!

(芹香さん)
ハート型の石、発見!

(武田さん)
園内のどこかに3つあるらしいよ。

(武田さん)
こうやって撮ったらかわいいかも♡

(武田さん)
もうすぐ帰る時間だね。

(大塚さん)
今回の旅も終わりか~。あっという間だった!

(芹香さん)
まだ帰りたくない‼(笑)

■ 18:00過ぎ 長崎市内から福岡へ

グラバー園からの帰りも「ながさき観光ルートバス」を利用。長崎駅前で降りて、長崎バスセンターまで歩いて移動。

(芹香さん)
あとはバスに乗っておくだけで福岡に着くんだね。

(大塚さん)
疲れのピーク。絶対寝る(笑)。

(武田さん)
間違いない。うちも爆睡すると思う!

(芹香さん)
バス旅ってこれまであまりしたことなかったけど、一度体験したらかなり便利だってわかったよ。

(武田さん)
そうでしょ? 車移動と比べてかかる時間はそれほど変わらないし、駐車場を探す手間やお金もいらない。バス旅、極めたいね。

(大塚さん)
特に、今回の福岡・嬉野・長崎とめぐるルートは移動のムダがないし、バスターミナルから繁華街への移動もかなりラクだったよね。このルートはインスタでもかなり反応いいと思う!

(武田さん)
今回は1泊2日だったけど、3日間使えるパスならあと1日使えるんだよね。ちなみに、かかった料金は大人1人あたりこんな感じ!

●西鉄天神高速バスターミナル→嬉野バスセンター 2,200円

●嬉野バスセンター→長崎駅前 1,800円

●長崎市内でのバス移動(160円×3) 480円

●長崎駅前→西鉄天神高速バスターミナル 2,900円

合計 7,380円

(芹香さん)
あと1,620円使えば値段分のもとは取れる計算だから、あと1カ所どこかに移動するだけで十分お得だね。

(大塚さん)
長崎駅前からだったら、ちょっと足を延ばして佐世保でもいいし、九州横断で大分方面に向かうのもアリかも?!

SUNQパス担当者に聞くバス旅のコツ

九州・下関エリアのバスが走っている場所なら、どこにでもアクセスできて便利なSUNQパス。目的地が複数あれば、かなりお得に旅できるとわかったが、使える路線が多すぎて、行先に迷ってしまったら……?

そんなユーザー側の率直な疑問を、SUNQパス担当者の野崎さんと藤田さんにぶつけてみた。

九州・下関のエリア内で、バスの運行がない区間はありますか?

(藤田さん)
SUNQパスは九州・下関の多くのバス事業者が加盟しています。各県を結ぶ高速バスに加え、各県内に張り巡らされた路線バスも使えますよ。

乗車の際の注意点やポイントはありますか?

(野崎さん)
路線や便によって事前予約が必要な場合と、そうでない場合があります。福岡からの場合、熊本や佐賀などの中距離を越える移動には事前予約が必要なので、乗車前にホームページか電話でご予約いただくか、席が空いていれば当日窓口での手続きでもOKです。

行き先が決まってない人は、どんなふうに組み立てれば良いのでしょうか?

(野崎さん)
そんな場合は、ホームページに掲載している「モデルコース検索」が便利です。気になる場所と泊数を指定すればモデルコースが出てくるので、ぜひ参考にしてみてください。

それは便利ですね。旅程の組み方のコツってありますか?

(野崎さん)
まずは1カ所行きたいエリアを決めて、そこから「ひとつ足を伸ばしてもう一泊」と考えるのがおすすめです。今回の場合、長崎発だと佐世保や雲仙に移動するのが効率良さそうですね。

なるほど。目的地+1の発想ですね! ちなみに、お得率が高い路線ってあるんでしょうか?

(野崎さん)
金額以上にパスを使い倒そうと思うと、長距離移動が断然お得ではありますが

その分移動時間がかかるんですよね~。

(藤田さん)
例えば北部九州+下関エリアの9,000円パスを買う場合、大分=長崎間は通常片道4,720円(往復8,500円)なので、片道ずつ買うとすれば、その1区間の往復だけで元は取れます。

本当だ。往復の金額で計算したとしても、現地で何度かバスを使えばクリアですね。

(野崎さん)
そうなんです。だから、これ、ギリギリの価格です(笑)。九州の交通事業者が一丸となった企画だからこそ実現できたと言えます。

あと、これは難題かもしれませんが……。全九州+下関3日間のパスで、山口を含めた全県を3日間で制覇するのは可能なんでしょうか?

(藤田さん)
そ、それは……聞いたことないですね。

(野崎さん)
私たちも試したことはありませんでしたが……。もし実現した人がいらっしゃれば、タイムスケジュールも合わせてぜひ教えていただきたいものです(笑)。

(藤田さん)
挑戦者、お待ちしています!(笑)

全九州+下関エリアをひとつのパスでぐるっと周れるって、とにかく便利でわかりやすい。『おーちかmap』の旅をお手本に、2023年はSUNQパスでバス旅に行こう!

野崎 勇真 さん

西日本鉄道株式会社
自動車事業本部 営業企画部 高速営業担当 係長

地域営業課で宗像・筑豊地方の路線バス営業に取り組み、広報課を経て、高速バスの営業活動に従事。現在はSUNQパスの営業活動や、新規路線の広告宣伝活動などに携わる。

藤田 蘭子 さん

西日本鉄道株式会社
自動車事業本部 営業企画部 高速営業担当

2021年入社。SUNQパス全般の運営、営業活動や、企画乗車券の造成、予算関連業務などに携わる。

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