広島大学旧理学部1号館 被爆建物が新たな平和研究機関に

被爆建物に新たな平和の研究拠点をつくるため広島市や広島大学などが25日、協定を結びました。

新たに設置されるヒロシマ平和研究教育機構は広島大学と広島市立大学の平和研究所などが連携し海外の若手研究者を短期的に受け入れるなど共同研究に取り組みます。

機構は今年中の設置を目指し将来的には被爆建物の広島大学旧理学部1号館を拠点にする方針です。

広島大学 越智光夫学長はこのように話しました。

「多くの文理科大学の学生が学んでいたところで原爆に被災した唯一無二の場所(国内外から)この場所に訪れるようなものになる」

広島市は旧理学部1号館の保存活用について来年度中に基本計画をまとめたいとしていて活用開始には少なくとも6年程度はかかる見込みです。

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