「子どもの人権に関わることは厳しく対応」不適切保育問題で沼津市長 特別監査で13人に聞き取り実施

静岡県沼津市内の小規模保育施設で不適切な保育が発覚した問題について、頼重秀一沼津市長は1月25日の会見で「大変遺憾だ」と指摘しました。子どもの人権に関わる問題には「今後厳しく対応していく」行政の姿勢を示しました。

<沼津市 頼重秀一市長>

「残念ながら、このような事案が発生してしまったことは大変遺憾に思っています」

厳しい言葉を受けたのは、沼津市の小規模保育施設です。2022年6月から10月までに、施設長や保育士ら3人が園児の頬を引っ張ったり、顔に水性ペンで落書きしたりしたほか、画像を職員間のSNSで共有するなどしました。

問題を受けて、頼重市長は「子どもの人権や人格に関わることは、厳しく対応していく」と行政の姿勢を強調。沼津市は、特別監査で保育士11人と法人側の2人に対して聞き取りを実施し、問題があったと判断した場合、勧告や指導などを2022年度末までに行う方針です。

© 静岡放送株式会社