
【ニューヨーク共同】米航空機大手ボーイングが25日に発表した2022年12月期決算は純損益が50億5300万ドル(約6500億円)の赤字(前期は42億9千万ドルの赤字)だった。赤字は4年連続。新型コロナウイルス禍からの経済活動の正常化で旅客需要は回復しつつあるものの、品質問題で中型機「787」の納入が伸び悩んだことなどが響いた。
売上高は前期比7%増の666億800万ドル。民間機納入数が前期と比べ1.4倍の480機に拡大した。カルフーン最高経営責任者(CEO)は「事業と財務の強さを回復するために正しい道を歩んでいる」と説明した。