【神奈川県知事選】維新・松沢成文氏、現職支援の自民県議団批判 過去の多選禁止条例賛成に「究極のご都合主義だ」

松沢成文氏

 日本維新の会の松沢成文氏(参院神奈川選挙区)が25日、神奈川県庁で記者会見し、今春の知事選(4月9日投開票)で4選を目指す現職の黒岩祐治氏を支援する自民党県議団を「(知事の任期を恒久的に3期12年までとする)県多選禁止条例の制定に当時賛成しながら、多選を目指す現職を推薦するのは究極のご都合主義だ」と批判した。 

 同条例は松沢氏が知事時代に制定に意欲を燃やし、県議会で一度は否決されたものの、2007年10月に自民などの賛成多数で可決・成立した。ただ、知事の在任期限の制度化には法改正が必要とされ、自民主導で施行は「別に条例で定める」と修正され、現在も施行されていない。

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