寒波、宮崎県内全域で水道管被害700件超

高千穂町上野の親父山(1644メートル)中腹にある「竜ケ岩の滝」は、高さ50メートルの滝の一部が氷結した=25日午前9時34分

 県内は25日、この冬一番の強い寒気が流れ込み、五ケ瀬町鞍岡で氷点下9.3度を記録するなど全域で今季最低気温を観測した。宮崎日日新聞の全市町村への聞き取りによると、21市町村で水道管の凍結・破裂の被害報告や「水が出ない」などの問い合わせが計700件以上寄せられ、一部自治体で路面凍結による車のスリップ事故も相次いだ。学校の休校や交通機関の乱れも続き、市民生活に影響が出た。宮崎地方気象台は26日夜から27日午前にかけて再び、北部山沿いを中心に大雪の恐れがあるとして注意を呼びかけている。

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