インフルエンザ患者数、1月下旬から2月上旬ピーク 福井県が注意報発表、2019~20年以来

 福井県内でインフルエンザの患者が増えているとして、県は1月25日、2019~20年シーズン以来となる注意報を出した。新型コロナウイルスの流行「第8波」も継続しており、感染予防対策の徹底を改めて呼びかけている。

 県の感染症発生動向調査速報によると、22日までの1週間に県内37の定点医療機関から報告があったインフルエンザ患者は計449人で、前週の202人の2倍超に増えた。1機関当たり12.14人となり、注意報の基準(10人)を上回った。

 地域別では福井市・永平寺町229人、丹南118人、坂井55人、奥越23人、二州13人、若狭11人。年齢別でみると、10歳未満が286人で最も多く、10代の130人と合わせて9割超を占めており、学校の閉鎖措置が増えているという。

 県は12日にインフルエンザの流行期に入ったと発表していた。患者数は例年1月下旬から2月上旬にピークとなるという。

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