羽田エアポートガーデン、空港直結の商業エリアを初公開 1月31日に全面開業へ

羽田空港と直結したホテルや温泉施設などが2022年12月に先行開業した「羽田エアポートガーデン」は全面開業を前に、飲食店やショップが入る商業エリアを報道陣に公開しました。

新型コロナの影響で3年近く開業を見送っていた羽田エアポートガーデンは『ここは、新しい羽だ。』をキャッチコピーに1月31日に全面開業します。全面開業を前に、1月25日には開業式典が開かれ、商業エリアなどが初めて公開されました。

商業エリアには73店舗が入り、羽田空港第3ターミナルから直結する通路を進んで行くと最初に現れるゾーンが「ジャパンプロムナード」です。のれんがかかるストリートには日本の文化や技術が感じられる15店舗が並びます。外国人観光客だけでなく日本人も楽しめる伝統技術を生かした逸品やスイーツなどが楽しめます。本格的な江戸前ずし「築地すし好 匠」や、肉も卵も名古屋コーチンをぜいたくに使った親子丼が楽しめる「鳥開総本家」など、ご当地グルメの人気店が13店舗入るなど、グルメエリアも充実しました。さらにおよそ230席が用意されたフードコートでは、東京の食材を豊富に使った海鮮丼や江戸前そば、ステーキなどが気軽に楽しめます。

他にも、羽田エアポートガーデンには日本のお土産にぴったりな箸や和食器、化粧筆や日本酒、クラフトウッドまで、多種多様なお土産店がずらりと並びます。また、新たに中長距離路線がメインとなるバスターミナルも開設され、12月に先行開業したホテルや温泉施設とともに羽田エリアの魅力向上に期待がかかります。施設を運営する住友不動産の藤勝之・営業本部長は「立地に依存してあぐらをかくことなく、日本文化を(飛行機から)降り立った瞬間に感じてもらい、帰る前にもう一度ここにとどまって思い出をつくってもらえれば」と話します。

さらにインバウンド需要だけでなく、空港利用者以外の人たちも呼び込むため、春ごろには大きなイベントを計画しているということです。住友不動産の藤さんは「発表は2月中旬ぐらいを予定している。まだ発表前なので詳細は勘弁してほしい」とした上で「エンターテインメントのエクスカーション。体験型、映画の世界に没入するような内容になるだろう」と話してくれました。

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