エーディテクノ、MPO脱着式光ファイバHDMIケーブルセット発売。HDMI 2.0信号を最長100m伝送

株式会社エーディテクノは、MPO脱着式光ファイバHDMIケーブルセット(10m~100m)を2023年3月13日に発売する。希望小売価格はオープン。ラインアップと市場想定価格は以下の通り。

  • AMH-010M(10m):税込73,040円
  • AMH-020M(20m):税込75.790円
  • AMH-030M(30m):税込83,930円
  • AMH-100M(100m):税込121,770円

同製品は、HDMI送受信ユニットの間に、多芯ファイバを一括ワンタッチ脱着が可能なMPOコネクタ搭載光ファイバパッチケーブルを使用することで、最長100mまでの伝送を可能とした長尺光ファイバHDMIケーブルセットだ。上記以外の長さ(100m以下)は特注できる。

高性能なマルチモードVCSELレーザーとデータロスの少ないOM3規格光ファイバを採用し、最大4K UHD@60までのロスレス伝送を実現。メタル筐体を採用したHDMIコネクタ部は、電磁両立性に優れ、外来ノイズの干渉を受けにくく、本体からのノイズ発生も最小限に抑えるという。

また、MPOコネクタ搭載光ファイバパッチケーブルは、銅線による電気的信号での通信を介さないフル光ファイバ伝送なので、ノイズ対策が必要な現場や医療用機器にも最適だとしている。

中間に使用するパッチケーブルは100mまで任意の長さを選択でき、採用するシステムに合わせて柔軟な選択が可能。また、MPOコネクタ部の最大寸法は13mm未満と小型で、通常のHDMIケーブル(幅約22mm)だと配管が難しい場所や、内径16㎜のCD管、医療用モニタアーム等にも通線しやすい設計となっている。

映像信号は最大4K UHD@60 4:4:4(最大伝送帯域18Gbps)までの信号を伝送することが可能。HDCP、HDR、CECとARCの伝送にも対応しており、遠距離設置されたソースとディスプレイ機器間の常設接続用として業務用や医療用、組込用まで幅広く利用できるという。

MPO脱着式光ファイバHDMIケーブルセットは、4K HDMI信号を任意の長さで配線・設置する必要のある医療、教育、監視、イベント、サイネージ、劇場などの各種設備や機器組み込みに最適なケーブルソリューションだとしている。

特長

  • 優れた電磁両立性
  • 最長100m ロスレス映像伝送
  • MPOコネクタ搭載光ファイバパッチケーブル採用
  • 最大4K UHD@60 4:4:4(18Gbps)対応
  • HDCP(2.2/1.4)/HDR/CEC/ARC対応
接続図

製品仕様

HDMI送受信ユニット

MPO コネクタ搭載光ファイバパッチケーブル

MPO アダプタ

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