7人殺害銃撃で容疑者訴追 米、勤務先巡り不満か

25日、米カリフォルニア州の裁判所に出廷したチャンリー・ザオ容疑者(Bay Area News Group提供、AP=共同)

 【ロサンゼルス共同】米サンフラシスコ近郊ハーフムーンベイ周辺で計7人が殺害された23日の銃撃事件で、地元司法当局は25日、7件の殺人容疑などでチャンリー・ザオ容疑者(66)を訴追した。有罪が確定すれば死刑となる可能性もある。米メディアが伝えた。捜査当局は、勤務先を巡る不満が事件の背景にあるとみて犯行動機の解明を急いでいる。

 調べでは、容疑者は勤めていたキノコ栽培場で4人を殺害、1人を負傷させた後、過去に勤務していた別の栽培場に移動してさらに3人を殺害した疑いが持たれている。

 地元検視官事務所は犠牲者7人のうち43~74歳の6人を特定した。

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