寒波の中、2.7万人入試に挑む 県内私立高21校選抜1期

私立高校の選抜1期入試に臨む受験生=岡山理科大付属高

 岡山県内の私立高校21校が共通日程で行う2023年度選抜1期入試が26日、始まった。県内がこの冬一番の寒波に見舞われる中、2日間で延べ約2万7千人が挑む。

 計1072人が出願した岡山理科大付属(岡山市北区理大町)では四つのコースのうち、グローバルサイエンスコース特別進学(医・獣・薬)クラスと総合進学コースの試験があった。生徒は各教室で注意事項を聞いた後、午前9時20分から国語や数学に臨んだ。

 25日の大雪で県北部を中心に交通機関に乱れが生じ、美作(津山市山北)は本校会場の試験開始を1時間遅らせる措置を取った。

 1期入試は21校の総定員5485人に対して延べ2万7476人が出願し、平均競争率は5.01倍(前年度比0.18ポイント減)。異なる学科・コースの併願受験を導入している12校は27日も試験がある。

 合格発表は岡山白陵が28日、金光学園が30日、高梁日新、美作、共生が2月2日で、他の16校は同3日。選抜2期入試は18校で同20日に行われる。

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