山形新幹線の新型車両E8系、2月末から試運転 E3系はシルバーの復刻塗装に

JR東日本や、山形新幹線E8系の2024年春からの営業運転開始に向けて、2月末から約1年間に渡り試運転を実施する。

「豊かな風土と心を編む列車」をコンセプトに、山形の風土とお客さまの心を結び付けるデザインとしており、KEN OKUYAMA DESIGN監修のもと、川崎重工業がデザインした。

グリーン車は最上川と月山、普通車は最上川と紅花をモチーフとし、全席に電源、全号車に大型荷物置き場を設置している。車椅子スペースも増設し、バリアフリーの対応を重質させた。積雪寒冷地での走行を考慮し、車両への着雪対策として台車部にヒーターを搭載している。所要時間は現在のE3系の時速275キロから300キロに向上し、E5系との連結運転を行う。定員は普通車329名・グリーン車26名となる。

E8系の登場に合わせ、E3系の1編成をシルバーカラーに復刻する。E3系デビュー当時の塗装で運行するのは、約6年半ぶり。山形駅では、2月11日にセレモニーを開き、山形市長、やまがた女将会会長、ご当地キャラクターが見送る。

2月24日には、「E8系お披露目!新幹線総合車両センター撮影会」を、宮城県利府町の新幹線総合車両センターで開催する。料金は1名30,000円で、100名を募集する。E8系の先頭車1両分の外観を撮影できるほか、新幹線総合車両センター内でE5系の撮影と見学を実施する。1月27日午前10時から、先着順で予約を受け付ける。

© Traicy Japan Inc,