
【ワシントン共同】バイデン米大統領は25日の演説で、ウクライナへの米軍主力戦車エーブラムスの供与を発表した。ドイツの主力戦車レオパルト2の供与決定に歩調を合わせ「米欧は完全に結束している」と述べ、連携を誇示した。領土奪還を進めるウクライナの求めを受け、供与に慎重だった方針を転換、軍事支援は新たな局面に入った。
今春にもロシアが大規模攻勢を仕掛けるとの見方があり、攻撃的兵器である戦車を投入することで、けん制する狙いもある。バイデン氏は「ロシアの戦術、戦略に対抗できるようにする必要がある」と説明した。