【エグい魔球使い 総集編】今シーズン最もエグイ魔球を再チェック!

ありえない独特の軌道を描く投球で打者を翻弄する魔球使い。そんな「エグい魔球使い」を今季17投手紹介してきた。来季などんな魔球が見られるのか。その予習の意味も込めて、今季の主な魔球を一気に紹介しよう。

リーグ2位の奪三振(227)、同じく2位の防御率(2.20)でサイ・ヤング賞投票では2位。「先発14試合連続自責点1以下」のMLB最長記録を樹立したホワイトソックスのディラン・シース。特徴的な口ひげを蓄えた不敵な面構えで奪三振の山を築いたナックルカーブはまさにエグい魔球だった。

Dylan Cease, 80mph Knuckle Curve and 97mph elevated Fastball, Individual Pitches and Overlay. pic.twitter.com/szWwVP0GEv

— Rob Friedman (@PitchingNinja) May 2, 2022

14勝を挙げ、リーグ2位の防御率(2.28)、奪三振(207)、投球イニングはリーグ1位の228.1回を投げ満票でサイ・ヤング賞を受賞したマーリンズのエース、サンディ・アルカンタラも圧巻の投球を披露した。

昨年までシーズン4勝が最多だったドジャースのトニー・ゴンソリンは16勝1敗と大ブレイク。リーグ最速となる10勝を無傷で達成するなどまさに無双状態だったゴンソリンの最大の武器が鋭く落ちるスプリッターだ。

38歳で迎えた今季も進化を続けたブレーブスのチャーリー・モートン。平均81.1マイル(約130.5キロ)の決め球カーブを、打者は分かっていても打てなかった。

Charlie Morton, Wicked 81mph Curveball. 🤢

3085 RPMs. 10th K. pic.twitter.com/QsbkDa2Fsu

— Rob Friedman (@PitchingNinja) August 17, 2022

最後は、今季自己最多の14勝をマークし、日本人投手4人目となるシーズン200奪三振(リーグ3位の219)も達成したエンゼルスの大谷翔平。規定投球回に到達し、リーグ4位の防御率2.33を記録した。縦と横、2種類のスライダーを軸に組み立てる圧巻の投球で演じた「SHOWTIME」で、今季も全米を沸かした。

Shohei Ohtani varying Arm Angles on his Sliders to change shape/movement (vertical vs. horizontal). pic.twitter.com/PV9l4P8lqa

— Rob Friedman (@PitchingNinja) September 24, 2022

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