広島市は、安佐北区の高陽地区の山陽自動車道に、新たなスマートインターチェンジの設置を国に要望しています。
広島市が要望しているのは、山陽道の広島東インターチェンジ(IC)と広島ICの間に設置するETC専用の「高陽スマートIC」です。
寺岡俊記者
「山陽道の安芸トンネルの西側出入り口です。広島ICへと向かうちょうどこの辺を設置場所として想定しています」
設置を想定している場所は、住宅地の近くで、周辺住民の利便性の向上に期待がかかります。さらに、近くには防災拠点もあり、災害時には、より機動的な活動ができるようになるなど防災機能の強化につながるとしています。
実現するためには、まず、国が設置の必要性などを調べる「準備段階調査箇所」に選定される必要があります。
広島市の松井市長は18日、斉藤国土交通大臣に、調査箇所に選んでもらうよう要望しました。
広島市 松井市長
「国全体で、スマートICをどの地域に設置するか、いろいろ計画されてますでしょうから、できたら令和5年(2023年)度の国の準備段階調査箇所に指定してもらって、次のステップを確実にしてくださいと、お願いした」
斉藤大臣は、「山陽道の管理者でもあるネクスコ西日本と連携してしっかり支援していきたい。そのための協力体制は整っている」と応じたということです。
松井市長は「実現に向け、期待できる発言をもらった」と話しました。