参政党・神谷宗幣参院議員「いろんな妨害行為受けている」街頭演説会中止の理由説明 2月以降は実施へ

参政党の定例会見が25日、国会内で開かれた。副代表で事務局長の神谷宗幣参院議員(45)は、同党が18日に都内で開催を予定していた街頭演説を中止したことに触れ「2月以降は予定通り。場所はちょっと確定はしておらないんですけども、なるべく通行人の邪魔にならないところで警備体制をつくってやっていこうという風に考えております」と話した。

同党は毎月第2水曜日に、東京・新橋駅前のSL広場で街頭演説会を開催。多くの党員が集まり、SL広場は党の〝聖地〟となっている。2022年12月14日の街頭演説会では、NHK党の立花孝志党首(55)、黒川敦彦幹事長(44)が乗り込み、公開討論を要求。黒川氏が神谷氏の演説に割って入るなどし、混乱の中街頭演説会は打ち切られた。

神谷氏は「1月は管轄の警察署にも相談したんですけれど、通行人の方とかに何かあると主催している我々の責任にもなります。大事をとって中止をさせていただきました」と、中止の理由を説明した。NHK党との〝バトル〟がネット上で注目を集めているが、神谷氏は2022年末の定例会見で、NHK党による党の切り崩し行為と断じて「場外乱闘のようなことには一切関わるつもりはない」とのスタンスを明確にしている。

名指しこそしなかったものの、この日も「今、参政党はいろんな妨害行為を受けている」とした。3月4日に都内で党員らが参加する政治資金パーティーで、政治の裏側を話すと触れ込みで登壇する神谷氏は「表に出していないものもある。どういったことがあって、それがどういう意図でされているのか党員の方にわかりやすくお話しできる機会になればと思っている」とした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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