相手に伝わる文章の書き方学ぶ カーツ、新聞活用研修スタート

相手に伝わりやすい文章の書き方などを学ぶ社員ら

 園芸機器メーカーのカーツ(岡山市東区西大寺五明)は26日、新聞を業務に活用する研修を本社で始めた。3月までの全3回。初回は若手、中堅社員17人が、相手に伝わりやすい文章の書き方や効率的に新聞を読む方法などを学んだ。

 山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)を担当する瀬尾由紀子部長が講師を務めた。伝わる文章を書くためには、正確さ▽分かりやすさ▽読み手に応じて言葉を使い分けるふさわしさ―の三つが大切だと説明。結論から先に書く「逆三角形」の記事の構成を解説し、「大事なことから端的に要点を伝えるスタイルは、ビジネスの現場でも役に立つ」と呼びかけた。

 新聞は「究極の要約」である見出しや、リード(前文)を読むだけで社会の動きが分かり、効率的に情報収集ができることも紹介。見出しや助詞の意味を考えるグループワークもあった。

 総務部の女性(24)は「社内外に向けて文章を書く機会が多い。言葉の選び方など、意図がきちんと伝わる文章を書きたい」と話していた。

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