今冬のマーケットでミハイロ・ムドリクがチェルシーへと移籍したシャフタール。ウクライナの強豪クラブとして知られ、これまで多くの国内外のタレントを発掘して輩出してきた。
今回は『Squawka』から「シャフタールが大きな移籍金で売ったスター選手たち、成功か失敗か」をご紹介しよう。
アナトリー・ティモシュク
移籍先：ゼニト・サンクトペテルブルク
移籍金：1020万ポンド（およそ16.4億円）
成功？失敗？：成功
近代ウクライナ代表の伝説的な守備的MF。攻守に渡る貢献、そして精密なゲームメイクで高く評価され、シャフタールで326試合に出場した。2007年にはゼニト・サンクトペテルブルクへ移籍し、それから2013年にバイエルン・ミュンヘンへ。多くのタイトルを経験した。
フレッジ
移籍先：マンチェスター・ユナイテッド
移籍金：4370万ポンド（およそ70.26億円）
成功？失敗？：成功
シャフタールを離れてマンチェスター・ユナイテッドに移籍したブラジル人ボランチ。ウクライナで150試合以上に出場した彼は、イングランドにわたってからしばらく苦戦を続けたものの、今季エリック・テン・ハフ監督の下でカゼミロとコンビを組み再ブレイク。評価を一気に高めている。
アレックス・テイシェイラ
移籍先：江蘇蘇寧
移籍金：3840万ポンド（およそ61.74億円）
成功？失敗？：失敗
シャフタールでは目覚ましい活躍を見せ、欧州ビッグクラブ移籍が噂されたアレックス・テイシェイラ。リヴァプールなどの誘いを断り、当時急成長を遂げていた中国の江蘇蘇寧へと移籍した。クラブ解散まで所属したが、国際舞台からはフェードアウトしていった。
フェルナンジーニョ
移籍先：マンチェスター・シティ
移籍金：3000万ポンド（およそ48.23億円）
成功？失敗？：成功
シャフタールで長くプレーしたフェルナンジーニョ。マヌエル・ペジェグリーニが率いていたマンチェスター・シティへと移籍し、その後ジョゼップ・グアルディオラの下でも高い信頼性を示した。ボランチのみならずセンターバックでもプレーし、レジェンドとしてシティを去っている。
ウィリアン
移籍先：アンジ・マハチカラ
移籍金：3000万ポンド（およそ48.23億円）
成功？失敗？：成功
ウィリアンはシャフタールから一度ロシアの新興勢力アンジ・マハチカラへ移籍し、その後短期間でイングランドのチェルシーに加入した。プレミアリーグで印象的な活躍を見せて十分な成功を収めたが、のちに移籍したアーセナルでは大失敗も。
ヘンリフ・ムヒタリャン
移籍先：ボルシア・ドルトムント
移籍金：2440万ポンド（およそ39.23億円）
成功？失敗？：成功
シャフタールでは最もエキサイティングなウインガーとして評価を高めたムヒタリャン。ユルゲン・クロップが率いるボルシア・ドルトムントに移籍し、ブンデスリーガでも見事な活躍を見せた。その後アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドでは苦戦したものの、2019年にローマへ加入した後はセリエAで復活を見せている。
ドミトロ・チグリンスキー
移籍先：バルセロナ
移籍金：2200万ポンド（およそ35.37億円）
成功？失敗？：失敗
背が高く、力強く、巧みなボール供給ができる。まるで今思えばファン・ダイクのような評価を受けていたチグリンスキーは、ジョゼップ・グアルディオラの誘いでバルセロナに加入。しかしスペインでは怪我に苦しんだこともあって大失敗に終わり、1年で退団している。
ドウグラス・コスタ
移籍先：バイエルン・ミュンヘン
移籍金：2100万ポンド（およそ33.76億円）
成功？失敗？：成功
圧倒的なドリブルスキルで知られたブラジル人アタッカー。ジョゼップ・グアルディオラ監督がそのスキルを見込んでバイエルンに誘い、ブンデスリーガでも2連覇に貢献。その後ユヴェントスに貸し出されて完全移籍も、その後ローンでバイエルンに戻ってくるという珍しいキャリアも。
ダヴィド・ネレス
移籍先：ベンフィカ
移籍金：1280万ポンド（およそ20.58億円）
成功？失敗？：まだ不明
アヤックスで大ブレイクを果たしたダヴィド・ネレスであるが、その後怪我とアントニーの台頭でポジションを喪失。そして2022年にシャフタールへやってきたが、戦争のために試合ができず、そのままベンフィカへと移籍していった。
ドド
移籍先：フィオレンティーナ
移籍金：1280万ポンド（およそ20.58億円）
成功？失敗？：まだ不明
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ダヴィド・ネレスとともに今シーズン開幕前にシャフタールを離れた選手の一人。2018年に加入したが一度ローン移籍を経験し、復帰してからポジションを確保した。97試合に出場して優勝に貢献し、今季フィオレンティーナへと買い取られている。
