バンカー上手の女子プロが好むウェッジを中古で調査

吉田優利と森田遥はノーメッキタイプのレアなウェッジを使用している

「バンカーが苦手」というゴルファーは少なくないが、特に冬のバンカーは難易度が高くなる。できるだけ避けようとしても、なぜか入って苦労することも多い。ならば、バンカーが得意なプロが使用するウェッジをマネすれば克服できるかも? 今回は国内女子ツアーのサンドセーブ率が高い選手が使用していたウェッジを中古で探してみた。

ランキング1位の吉田優利(59.6330)はブリヂストン「BRM ウェッジ」(2020年)を使用。ロフト角は48度、52度、58度の3本で、オーソドックスな形状の軟鉄鍛造ウェッジとなる。フェースには特殊なミーリングが施されており、中古だと1万円台前半から見つかる。

2位の森田遥(57.1429)は本間ゴルフ「ツアーワールド TW-W ウェッジ」(2016年)。ロフト角は47度、50度、57度を使用している。長く愛用しているウェッジで、発売から7年が経過しているため、中古で程度の良い物を探すのは難しいが、7000円前後が相場だ。

3位の大出瑞月(56.6667)はピン「GLIDE 3.0 SS ウェッジ」(2019年)を使用。ロフト角は50度、54度、58度で、ソールバリエーションが4種類ある中で、一番オーソドックスなSSソールを選択している。ヘッドが大きめで安心感があるモデルで、1万円台前半から程度の良いものが見つけられる。

4位の西郷真央(53.5714)はミズノ「ミズノプロ S18 ウェッジ」(2017年)の50度、54度、58度を使用。やや大きめのヘッドで、軟鉄ボロン鋼を採用しており、スコアラインの耐久性を向上させている。1万円を切る価格から見つかるだろう。

バンカー巧者は、オーソドックスなヘッド形状とソール形状を好んでいるようだが、まずは苦手意識を克服するために、オーソドックスなウェッジで練習を続けるのが苦手克服への近道かもしれない。

※プロは頻繁にクラブ調整を行うため、現在使用しているギアとは変わっている場合があります。

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