笠岡駅前イルミネーション(令和4年12月17日~令和5年1月31日開催) ~ 笠岡の高校生と市民でつくる光のアート

冬になるとイルミネーションを観たくなるのは、なぜなのでしょうか。

夜が長くなるから、明るくてキラキラしたものを求めてしまうのかもしれないですね。

岡山県笠岡市の笠岡駅前でも、イルミネーションが観られるのを知っていますか。

笠岡駅前広場から市役所にかけての県庁通りの並木道に、かわいい作品たちが並んでいるのです。

色とりどりに輝く冬の笠岡のようすをレポートします。

笠岡駅前イルミネーションとは

笠岡駅前イルミネーションは笠岡市内の高校生と市民による、ほっこりかわいい雰囲気の作品が特徴。

主催は駅前コラボin笠岡で、5回目(2022年度)の開催です。

『コロナ禍でしずむ心に安らぎを届け、みんなの笑顔を生み出したい』 という想いで準備してきたのだそう。

期間は令和4年12月17日(土)~令和5年1月31日(火)

午後5時~翌午前0時30分までの間、自動で点灯します。

場所は笠岡駅前から笠岡市役所までの県庁通りです。

下記の5校の生徒が、何か月も高校間の垣根をこえてミーティングを重ね、デザイン・制作・設置をがんばりました。

  • 笠岡高等学校
  • 笠岡商業高等学校
  • 笠岡工業高等学校
  • 岡山龍谷高等学校
  • 西備支援学校

点灯式の日には、市内の子ども園の園児たちの元気な歌声が街に響いたそうです。

笠岡駅前広場から笠岡市役所の前までお散歩

車で笠岡駅前に近づくと、さっそく光が見えてきました。

カラフルな光に包まれながら駐車。

筆者はイルミネーションのすぐ横にある、笠岡駅前広場駐車場に車を停めました。

笠岡駅前広場駐車場は30分まで無料、それ以降は30分ごとに100円かかります。

満車の場合は、近くにタイムズJR笠岡駅前駐車場もあり。

それではひとつずつ周ってみましょう。

高校生たちのアイデアがキラリ

▼パイプの骨組みで作る「スタードーム」は、笠岡高等学校

中に入ると輝きをすぐそばで感じられます。

▼不思議な形の光のチューブは、笠岡商業高等学校

何を表現しているか、わかりますか?

これは笠岡諸島の形なんです。

すぐにわかったのなら、カブトガニもびっくりの笠岡ツウですね!

▼ひときわ目を引いていた時計台のシンボルタワーは、笠岡工業高等学校

クリスマスツリーみたいですごくきれい。

青い幻想的な光が周囲を青に染めていました。

▼バス乗り場の流れるような装飾は、岡山龍谷高等学校

ロマンチックな雰囲気で素敵ですね。

▼反対側にあるバス乗り場の屋根を彩る透明なカップは、西備支援学校

カップに付けられた色の模様が輝いていました。

県庁通りの作品も見てみよう

次に駅からまっすぐ笠岡市役所のほうへ、県庁通りのケヤキの並木道を歩いてみます。

ケヤキの樹や植え込みに、小さな電飾がちらほら。

ところどころに、いろいろな団体の作品が点在していて、キョロキョロしながら散策しました。

キラキラしたかわいいオブジェたちに、なんだかほっこり。

ほかにもあるので、駅前広場から徒歩5分ほどの笠岡市役所前まで、ぜひ散策してみてくださいね。

道中にスーパーマーケットやお好み焼き、定食やラーメンなどのいろいろなお店もありますよ。

県庁通りに飾る作品は個人・団体を問わず募集されています。

自分の作品を観て楽しんでもらえるのも素敵ですね。

作品は12月に、点灯式の前日までに会場に設置します。

次回に参加してみたいかたは、主催の駅前コラボin笠岡に問い合わせてみてくださいね。

おわりに

1月後半の冷たい空気のなか、笠岡駅前イルミネーションの会場の周囲はキラキラした熱を帯びていました。

訪れた人たちはスマートフォンを構えながら、まばゆい光にじっと見とれています。

イルミネーションの輝きで、みんな表情も輝いていました。

きれいな景色を見ると、なんだか心がジーンとしますね。

訪れた人たちに喜んでもらいたいという、高校生たちや市民のかたがたの一生懸命な想いが伝わってきて、体は寒くても心はあたたかい気持ちでいっぱいになりました。

開催期間は2023年1月31日(火)までです。

ぜひ冬の笠岡で素敵な時間を過ごしてくださいね。

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