電子マネーの使い道聞き詐欺疑う 赤磐署、コンビニ店長に感謝状

感謝状を受け取る栢野店長(右)

 特殊詐欺被害を防いだとして、赤磐署は25日、ローソン岡山瀬戸町店(岡山市東区瀬戸町江尻)の栢野久仁子店長(67)に感謝状を贈った。

 同署などによると、栢野店長は3日午後、来店した市内の70代男性から電子マネーの売り場を尋ねられた。使い道を聞くと「家のパソコンがウイルスに感染し、表示された番号に電話したら電子マネー5万円分を購入するよう言われた」と話したため、詐欺を疑い警察への相談を促した。男性は購入せず、同署に相談した。

 同店で贈呈式があり、藤田徳広生活安全課長から感謝状を受け取った栢野店長は「被害を防げて良かった。これからも不審に思ったら警察に相談するよう勧めたい」と話していた。

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