寒波の影響で水道管の破裂相次ぐ、新潟市では約25,600戸で夜間計画断水を敢行

発表された断水地域の見取り図

新潟市水道局は27日、新潟市役所で臨時記者会見を開催し、28日22時から29日の6時まで、新潟市内の一部の地域で夜間断水を実施すると発表した。

新潟市内の136地域が対象となっており、中央区、西区、秋葉区、西蒲区の事業所などを含む、約25,600戸で夜間断水が実施される。

新潟市内では、寒波の影響で水道管の破裂などが原因の漏水が相次いで発生しており、それに加えて、凍結防止のために水を出しっぱなしにする家庭の増加など、家庭単位での水道の使用量も上がってきているため、浄水処理量が排水量を下回っているという事態が続いている可能性があるという。

具体的には、通常時の約3倍の排水量が確認されており、一部地域では通常時の約4倍の排水量も確認されている。こうした事態を続けていると、エリア全体が断水状態になる可能性が試算によって予測されたため、計画断水に踏み切った。

水道局によると、日時などは未定だが周知しやすい施設などに給水拠点を設置する方針だという。

水道局は、「お客様へのお願い」として、「屋外の水道や給湯器からの漏水はないか、確認してほしい」、「漏水を発見した場合は、止水栓にて水を止め、水道工事店に修理を依頼してほしい」、「近隣の空き家・空き地などで漏水を発見した場合は、水道局まで知らせてほしい」、「融雪での水道の使用は控えてほしい」と呼び掛けている。

詳しい情報や最新の情報は、新潟市水道局のホームページで公開されている。

新潟市水道局の帆苅功技術部長

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