ホラー版『くまのプーさん』ハチミツの代わりに人肉 トラのティガーは登場禁止!

新作ホラー映画『ウィニー・ザ・プー:ブラッド・アンド・ハニー』には、ティガーの登場が許されていないという。英作家A・A・ミルンの原作小説『くまのプーさん』の著作権が昨年1月に消滅。その人気キャラクター達がパブリックドメイン入りしたことによりプーさんとその仲間が、サイコパス殺人鬼が刃物で殺害するスラッシャー映画として製作されている。

同作の監督を務めるリス・フレイク=ウォーターフィールドは、SFX誌にこう語っている。

「ティガーは、パブリックドメインではないのです。ですからこのストーリーに使用することは許されません」

ティガーが最初に登場した1928年出版の児童書『プー横丁にたった家』は、まだ著作権の保護期間を経過しておらず、パブリックドメインの対象となっていない。

さらにリス監督は「できるだけ別な」キャラクターを作り上げたいとと説明。

「このアイディアが出た時、私たちは使用する要素を非常に注意深く選ぶ必要があることを知っていました」「ディズニー版に全く影響を受けてはならないのです。ですから、意識的にどれも観ていません」「本を読み、意図的に私たちのプーとピグレットをできるだけ別なキャラクターにしようとしたのです」

2月15日に全米公開予定の同作では、ハチミツへの関心を失った代わりに、人肉を欲するようになったプーの姿を描く。クリストファー・ロビンが大学入学で家を離れて辛い思いをしていたプーとピグレットは、生き延びるために不吉な行動に出るという。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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