【新潟県十日町市】ノロウイルスによる食中毒、生菓子を食べた58人がおう吐や下痢

新潟県によると、24日18時40分ころ、十日町保健所管内の医療機関から十日町保健所へ、十日町市内の菓子店、株式会社木村屋が製造した生菓子を食べた複数人がおう吐、下痢などの症状を呈している旨の連絡があった。

十日町保健所が調査した結果、「株式会社木村屋妻有ショッピングセンター店」にて製造され、十日町市内の販売店で21日から24日に販売されたシュークリームやロールケーキなどの生菓子(約340個)を食べた人のうち、調査を行う事ができた8グループ90人中、8グループ58人が22日18時ごろからおう吐、下痢などの症状を呈していたことが判明。また、5グループ8人の患者および店舗従事者2人の便からノロウイルスが検出された。

同所は、患者が共通して喫食した食品が同施設により製造された生菓子に限られること、患者および従事者の便からノロウイルスが検出されたこと、医師から食中毒の届け出があったことから、同施設で製造された生菓子を原因とする食中毒と断定した。患者は全員快方に向かっているという。

なお、同店では25日から2日間の営業を自粛。また、保健所から27日28日の2日間営業停止の処分を受けたほか、従事者へ衛生教育を実施する予定。

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