「出るからには全国優勝を目指す」常葉大菊川センバツ出場決定 10年ぶり5度目“吉報”に決意も新た

第95回記念選抜高校野球大会の出場校が1月27日発表され、静岡県内からは常葉大菊川高校が選ばれました。10年ぶり5度目の出場です。

今回は電話での連絡がなく、学校関係者はインターネットの生中継を見守る形となりました。

発表後、常葉大菊川高校の中澤校長が吉報を待つ選手たちのもとへ。

<常葉大菊川高校 中澤俊一校長>

「第95回選抜大会に本校野球部は選出されました。おめでとうございます。何かうれしそうだね?」

選手たちの表情にも、ようやく笑みが。胴上げを促されると、石岡監督もナインの輪に加わります。

<常葉大菊川高校 石岡諒哉監督>

「俺は優勝して胴上げでいいんだよ。マジで怖い」

常葉大菊川高校、2013年以来となる10年ぶり5度目の出場を決めました。

常葉大菊川高校は、秋の県大会で常葉大橘を破り優勝。東海大会は準決勝で加藤学園と激突し、同県対決を制しました。決勝で敗れはしたものの準優勝という結果を残し、その実績が評価されました。

<常葉大菊川高校 石岡諒哉監督>

「この秋、勝てたというより負けなかった。2年生、1年生だけの力だけではなく、3年生の思いを改めて感じた。そういうことを選手に伝えたい」

<エース候補 福住柚稀投手>

「常葉はセンバツ勝ち上がっているチームなので、自分たちも勝ち上がって伝統をつないでいきたい」

<常葉大菊川高校 平出奏翔主将>

「今までの野球人生の中で一番うれしいこと。自然と笑顔になってしまった。もちろん出るからには全国優勝を目指す。そのためにチーム一丸となって練習の質も上げていかなければならない。チームとしても個人としてもレベルアップしたい」

夢の舞台は3月18日、開幕です。

<水野涼子キャスター>

センバツ出場の参考となった2022年の秋の東海大会の結果です。優勝した愛知・東邦、そして準優勝の常葉大菊川、優勝した東邦に準決勝で敗れた岐阜・大垣日大の3校が東海地区から選ばれました。

東海大会ベスト4の加藤学園は残念ながら選出されませんでした。補欠校ということになりました。

野球部の米山監督は「この悔しさ、残念な思いを生徒と一緒に、次は喜びに変えたい。走攻守、全てレベルアップして夏の大会に臨みたい」と話しました。

キャプテンの太田選手は「この結果は変わらないので、前を向いて夏に向けてやるだけ。絶対県内では負けないチームを作りたい」と前を向いていました。

春のセンバツは3月10日に組み合わせ抽選、開幕は3月18日です。

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