旭化成関連工場事故調査報告 ニトロ結晶化 衝撃で爆発か

 宮崎県延岡市水尻町の旭化成グループ会社「カヤク・ジャパン」東海工場で昨年3月に爆発が起き作業員1人が死亡した事故について、同社は27日、製造していたニトログリセリンが低温のため一部結晶化し、感度が高くなったところに、衝撃を受けて爆発した可能性が高いとする調査報告を公表した。報告は外部専門家を含む同社の事故調査委員会がまとめ、監督官庁の県消防保安課へ26日に提出した。同社は生産を停止している同工場の今後の方針は検討中とした上で、継続している県警の捜査に協力するとしている。

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