県民に勇気と希望 功績たたえる 岡山で山陽新聞体育賞贈呈式

松田正己山陽新聞社社長(右)から表彰される学芸館高男子サッカー部の高原良明監督と井上斗嵩主将=山陽新聞社

 スポーツで輝かしい成績を収めた郷土のアスリートらを顕彰する「第81回山陽新聞体育賞」の贈呈式が28日、岡山市北区柳町の山陽新聞社で開かれた。第101回全国高校サッカー選手権で岡山県勢初優勝を飾った学芸館高男子サッカー部、男子第73回全国高校駅伝で4年ぶり3度目の頂点に立った倉敷高陸上部など2団体3人に体育特別賞、1ペア4人に体育賞、1人に体育奨励賞が贈られた。

 受賞者、選考委員ら約30人が出席。山陽新聞社の松田正己社長が選手らに表彰状とメダルを手渡し、「皆さんの活躍は県民に勇気と希望を与え、コロナ禍が続く地域を元気づけてくれた」とたたえた。受賞者を代表し、学芸館高男子サッカー部の高原良明監督が「厳しい戦いの中で多くの応援が本当に力になった。頂いた賞を糧にそれぞれの道で前進を続けていく」と謝辞を述べた。

 賞は顕著な結果を残した岡山ゆかりの選手や、育成に功績のあった指導者らに山陽新聞社が贈っている。

 他の受賞者は次の皆さん。(敬称略)

 【特別賞】陸上 安部孝駿(31)▽ソフトボール 松田光(36)▽ボート 森川幸夫(60)

 【体育賞】陸上 奥山琴未(18)▽スケート 小松原尊(31)・小松原美里(30)▽ボクシング 昼田瑞希(26)▽カヌー 山根美千義(35)▽バドミントン 吉川天乃(18)

 【奨励賞】陸上 ドルーリー朱瑛里(15)

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