“一歩一歩”の小平智「60台を出して終わりたい」 最終日は蝉川泰果と同組

4度目の大会出場で初めての決勝ラウンド(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 3日目(27日)◇トリーパインズGC サウスコース(カリフォルニア州)◇7765yd(パー72)

4度目の大会出場で初めて予選を通過した小平智は「74」で通算1オーバー60位に順位を下げた。

前半4番でダブルボギーをたたくなど、出だし4ホールで3つ落とした。「2番とか、入れちゃいけないバンカーに入れた10番とか、もったいないボギーがあった」と悔しがったが、強風を浴びた2日目にハーフ「40」と崩れたインコースをパープレーで乗り切った。「これくらいの風だったら気持ちよくできる。悪いイメージはなくなった」とも話す。

バンカーから粘り強くパーを拾う場面も(撮影/田辺安啓(JJ))

かねて「世界一難しい」と繰り返してきたトリーパインズGC。これまで壁の高さを感じていた分、予選通過によって「もちろん、まだ難しいんですけど、『ここで予選を通ったんだから、ほかでも通れるはず』って気持ちにはなれました」と確かな自信を得た部分もある。

だからこそ、最終日には次のターゲットを見据える。「あした、何とか60台を出して終わりたい。そんなにうまくいかないと思うけど、そうなったら最高です」。過去3度の出場でサウスコースは「74」「75」「71」と60台で回ったことがない。今週の2日目も「75」だった。日本からスポット参戦の蝉川泰果と同組でプレーするラスト18ホールで新たな自信をつかみにいく。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/亀山泰宏)

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