旧吹屋小にリアル版ポケストップ 高梁、若者らでにぎわう

旧吹屋小に設置されたリアルポケストップの前で記念撮影を楽しむ若者

 明治期建築の木造校舎を背に、ひときわ異彩を放つ青いオブジェ―。高梁市成羽町吹屋の観光交流施設・旧吹屋小に、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」に登場するモニュメントがお目見えした。

 ゲーム内でアイテムを入手できる「ポケストップ」の“リアル版”で、高さ約4メートル。外の世界を歩く楽しさを伝えようというゲーム会社(東京)のキャンペーンの一環で、北海道函館市に続く第2弾。高梁市と協力し、20日に設置した。

 多くの若者らが足を運び、普段1日10人程度の入館者は最初の週末(21、22日)には各8~9倍に。近くの飲食店や土産物店もゲームをモチーフにしたベンガラ染めののれんなどが飾られ、にぎわいを見せる。

 「一帯への経済効果に期待したい」と市観光課。設置は7月19日まで。

© 株式会社山陽新聞社