一度は欧州を離れたものの帰還した5名

アル・ナスルへ移籍したことが大きな話題となっているクリスティアーノ・ロナウド。37歳という年齢もあって、欧州でのキャリアは終わったかのような見方も出てきた。

ただ再び欧州に復帰して活躍している選手は多く、今回はそんな5人を見ていきたい。

アルバロ・ネグレド

アルメリアで頭角を現し、セビージャではリーガ屈指のフィニッシャーとして活躍したネグレド。ここでは2度にわたってリーガにおけるスペイン人得点王となった。

2013年にシティへ移籍。プレー期間は1年のみと短かったが、プレミアとリーグカップ優勝の二冠に貢献した。その後はバレンシアやミドルズブラなどを経て、2018年からはUAEのアル・ナスルに2年間所属していた。

2020年からはカディスでプレーしており、昇格組だったクラブを2年連続で残留に導いている。

マルコ・アルナウトヴィッチ

オーストリアの悪童、アルナウトヴィッチ。若くしてインテルへ移籍したが、当時はより強烈だったバロテッリなど強者が揃っており、1年間のみの在籍にとどまった。

ブレーメンでの悪目立ちを経て、ストークでは主力として活躍。2017年にはウェストハムへ引き抜かれた。ここでは2年連続でプレミア2桁得点をマークしたが、後に上海上港へ放出された。

2021年にはボローニャへ加入し、セリエAへ復帰。今季はリーグ戦で8ゴールをマークしている。

ダニ・アウヴェス

昨今、私生活でのスキャンダルで窮地に追い込まれているアウヴェス。

バルセロナで数々のタイトルを獲得した後、ユヴェントスやPSGを経て2019年にサンパウロへ加入。2002年にバイーアを離れて以来の母国復帰を果たした。

ここでは背番号10を背負い、本職のサイドバックよりも中盤でプレーしていたことで話題にもなった。その後38歳でバルサへ電撃復帰し、かつての戦友であるチャビの元で半年間プレー。背番号はイニエスタも背負った8番を着用していた。

昨夏からはメキシコのプーマスでプレーしている。

ギジェルモ・オチョア

メキシコ代表の守護神オチョア。国際大会では存在感抜群のGKであり、A代表では135キャップを誇る。

クラブではアジャクシオで欧州でのキャリアをスタートさせ、その後はマラガでプレーするもここでは控えに回った。グラナダやスタンダール・リエージュでプレーした後、2019年から古巣のクラブ・アメリカへ復帰。

カタールW杯後にはサレルニターナへ加入が決まり、今年から再び欧州トップリーグへ活躍の場を移している。

ズラタン・イブラヒモヴィッチ

劇的な欧州カムバックを果たしたイブラヒモヴィッチ。ユナイテッドを退団した後、2018年からはLAギャラクシーへ加入し、初めて欧州以外の国でのプレーを経験した。

MLSでは2年間で公式戦58試合53ゴールと圧倒的な成績を残している。アメリカでの大活躍の後、電撃加入した先は古巣のミランだった。

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そのカリスマ性でチームを蘇らせ、2年目となった昨季はセリエA優勝を成し遂げた。自身がミランに在籍していた2010-11シーズン以来となるスクデット獲得であった。

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