バイエルンが「同リーグのライバルから引き抜いた」すごい選手たち

今季もドイツ・ブンデスリーガの首位を走っているバイエルン・ミュンヘン。勝点差は2位ウニオン・ベルリンまで3ポイントしかないが、17試合で得失点差+36は圧倒的な数字だ。

バイエルンの得意技は、ブンデスリーガで競争しているライバルチームから選手を引き抜いてくることだと言われている。今回は『Squawka』から「バイエルンがライバルチームから獲得した選手たち」をご紹介しよう。

レオン・ゴレツカ

獲得元:シャルケ

移籍金:フリー

ユヴェントスやリヴァプール、チェルシーなどが関心を持っていたゴレツカ。内田篤人とも同僚だった若手ボランチは、契約満了になるとともにバイエルンへの移籍を決断した。その後はみるみるムキムキの肉体に変貌し、ドイツ代表でも中心的な存在に成長している。

ダヨ・ウパメカノ

獲得元:RBライプツィヒ

移籍金:3800万ポンド(およそ61.1億円)

ダヨ・ウパメカノはRBライプツィヒで素晴らしいパフォーマンスを見せていたフランス代表センターバックだ。欧州各国のビッグクラブが彼を狙ったが、最終的にバイエルンが交渉をまとめた。

セルジュ・ニャブリ

獲得元:ブレーメン

移籍金:850万ポンド(およそ13.67億円)

アーセナルでデビューしたニャブリであるが、プレミアではあまり成功できず、ブンデスリーガへの移籍でブレイク。ブレーメンで11ゴールを決めた彼をバイエルンは安値で獲得し、ホッフェンハイムに1年貸し出したあとに加入させた。それ以降はアタッカーとしてコンスタントに活躍を続ける。

ニクラス・ジューレ

獲得元:ホッフェンハイム

移籍金:2200万ポンド(およそ35.37億円)

2017年夏にホッフェンハイムから獲得されたズーレ。チェルシーも関心を持っていたが、バイエルンへの移籍を決断した。昨季まで5シーズンにわたってプレーし、膝に大きな怪我を負うまでは重要なディフェンダーとして君臨していた。昨年夏にボルシア・ドルトムントへ移籍している。

セバスティアン・ルディ

獲得元:ホッフェンハイム

移籍金:フリー

ジューレと同じタイミングでホッフェンハイムから獲得されたMF。ブンデスリーガで最もクリエイティブな選手の一人であったが、バイエルンではなかなか活躍できず、1年でシャルケ04へと放出されている。

マヌエル・ノイアー

獲得元:シャルケ04

移籍金:2250万ポンド(およそ36.18億円)

2011年に獲得されたノイアー。当時は歴史上3位となるゴールキーパーの移籍金記録であったが、その価値は間違いなくあった。それからブンデスリーガ10回の優勝を果たし、長く世界トップクラスの守護神に君臨している。

バンジャマン・パヴァール

獲得元:シュトゥットガルト

移籍金:3140万ポンド(およそ50.48億円)

若い頃はあまり知られていなかったが、2018年のワールドカップで大ブレイクしたパヴァール。2018-19シーズンの終了後に多くのクラブから関心を受け、バイエルンへの移籍を選択した。

ミハエル・バラック

獲得元:レヴァークーゼン

移籍金:450万ポンド(およそ7.24億円)

2000年代に世界を席巻した名ボランチ。レヴァークーゼンをブンデスリーガ、CFBポカール、チャンピオンズリーグですべて2位という珍しい結果に導き、その後バイエルンへ移籍。2006年にチェルシーへと移籍するまで3つのリーグタイトルを経験した。

ロベルト・レヴァンドフスキ

獲得元:ボルシア・ドルトムント

移籍金:フリー

バイエルンの歴史上最も成功したフリーエージェント獲得とも言えるレヴァンドフスキ。ライバルのドルトムントで大ブレイクしたポーランド代表FWは、バイエルンでの8年間でさらに成長を見せ、375試合で344ゴールというとてつもない記録を残した。

ゼ・ロベルト

獲得元:レヴァークーゼン

移籍金:710万ポンド(およそ11.42億円)

バラックとともに2002年の夏レヴァークーゼンから獲得されたブラジル人のレフティ。左サイドならどんな役割でもこなせる真面目な選手で、2006年に一度退団したものの1年後に戻ってくるという離れ業も見せた。40代までプレーを続け、そして指導者になった今もバッキバキの整った体をしている。

マッツ・フメルス

獲得元:ドルトムント

移籍金:3070万ポンド(およそ49.36億円)

バイエルンのユースで育ったフメルス。ドルトムントに移籍してブレイクし、そしてバイエルンに戻ってきた。数シーズンにわたって活躍した後、再びドルトムントに戻っている。

マリオ・ゴメス

獲得元:シュトゥットガルト

移籍金:2250万ポンド(およそ36.18億円)

シュトゥットガルトでブンデスリーガを制覇した名ストライカー。2009年にバイエルンへと加入し、174試合に出場するなど主力として活躍した。2013年にセリエAのフィオレンティーナへと移籍している。

ルシオ

獲得元:レヴァークーゼン

移籍金:900万ポンド(およそ14.47億円)

2002年のワールドカップを制覇したブラジル代表のセンターバック。巨大な体躯と高い攻撃能力を備えた選手で、2004年にレヴァークーゼンからバイエルンへとやってきた。5シーズン主力としてプレーした後、ジョゼ・モウリーニョの誘いでインテルへ移籍している。

マリオ・ゲッツェ

獲得元:ボルシア・ドルトムント

移籍金:2800万ポンド(およそ45.02億円)

かつてドルトムントのヤングスターであったゲッツェ。2013年のチャンピオンズリーグ決勝の前にバイエルンへの移籍を発表したため、ファンからは大ブーイングを受けたことも。ただバイエルンではなかなか活躍できず、後に復帰することになった。

ミロスラフ・クローゼ

獲得元:ブレーメン

移籍金:1125万ポンド(およそ18.09億円)

カイザースラウテルンでブレイクし、2002年のワールドカップで世界的に有名になった名FWクローゼ。サッカー界屈指の点取り屋は、29歳になった2007年にバイエルンへと加入した。4シーズンプレーしたがサブに回ることも多く、2011年にラツィオへ移籍している。引退後はバイエルンのユースで指導者も務めた。

アレクサンダー・ニュベル

獲得元:シャルケ04

移籍金:フリー

シャルケ04から2020年にフリーで加入したドイツ人ゴールキーパー。実力は確かなものがあるが、ノイアー健在のバイエルンでなかなか出番が与えられず、2021年からはモナコにローン移籍している。

ルイス・グスタヴォ

獲得元:ホッフェンハイム

移籍金:1275万ポンド(およそ20.5億円)

ホッフェンハイムで名を馳せたブラジル人MF。2011年1月にバイエルンへと加入し、ブンデスリーガ優勝とチャンピオンズリーグ制覇に貢献したが、2013年夏にヴォルフスブルクへ移籍することになった。

ロベルト・コヴァチ

獲得元:レヴァークーゼン

移籍金:560万ポンド(およそ9億円)

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レヴァークーゼンで活躍を見せた後、2001年にバイエルンへやってきたクロアチア代表DF。2005年まで所属した後、イタリア・セリエAのユヴェントスへと移籍していった。後にニコ・コヴァチ監督の下でバイエルンのアシスタントコーチも務めた。

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