■スマホとの連携も
そもそもデジタルサイネージとは何か。「電子掲示板のことです。双方向型が特徴です」と市スーパースマートシティ推進室室長の早川光夫(はやかわみつお)さん(52)。LINE(ライン)公式アカウント「コレメッケ宇都宮」とも連携し、スマホでも一部の情報が得られる。現在は「宇都宮餃子(ぎょーざ)デジタルスタンプラリー」(19日まで)も実施しているという。
JR宇都宮駅でデジタルサイネージを探すと、西口ペデストリアンデッキ2階入り口にあった。トップ画面には「魅力めっけ」「ジャンルから探す」「お店がつぶやく お得情報!」「交通案内」などのアイコンが表示されている。
まずは「ジャンルから探す」にタッチ! 飲食店や観光地が表示された。地元のことだが、初めて知る情報もあって面白い。対象店舗は300超でさらに増えるというから楽しみだ。
「お得情報!」にもタッチ! すると宇都宮観光コンベンション協会の「JR宇都宮駅構内の市観光案内所で、JR東日本横浜&大宮支社発行の駅カード配布。3月31日まで」などという情報が。早速、案内所で駅カードをもらった。確かに得した気分だ。
■バス利用も一目で
宇都宮餃子デジタルスタンプラリーもやってみることに。宇都宮餃子会加盟31店舗とデジタルサイネージのうち、スタンプ三つで懸賞に応募できるという。サイネージのスタンプラリーのアイコンにタッチ! QRコードが表れ、スマホのコレメッケ宇都宮からスタンプを獲得した。
二つ目のスタンプのため「来らっせ」に行くことにした。「交通案内」から「バス」にタッチ! 25カ所の目的地が表示され、来らっせがあったのでさらにタッチ! 来らっせの最寄りの停留所「馬場町」へ行くバスの乗り場が、出発時刻順に示された。
駅のバス乗り場は分かりにくいといわれるが、これは一目で分かる。すごい。検索していた横浜市鶴見区、会社員南和良(みなみかずよし)さん(69)も「これはいいですね」と高評価。「表示も大きく高齢者も使いやすいのでは」と話していた。
さて来らっせへ出発。その前に、デジタルサイネージで情報を得てコレメッケ宇都宮から整理券をゲットした。店に着くと入店待ちの人たちがいたが、すぐに整理券の順番に。ギョーザを味わい、もちろんスタンプも獲得した。
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デジタルサイネージで意外にも楽しく快適に行動できた。また活用して街を歩きたい。
さあ、あなたも、ここにタッチ!