新鮮なカキ求め300人超行列 笠岡・道の駅で「マルシェ」

新鮮なカキを買い求める来場者

 笠岡市カブト南町の道の駅笠岡ベイファームで29日、地元産の新鮮なカキを販売する「かきマルシェ」が開かれ、旬の味覚を買い求める家族連れらでにぎわった。

 「例年よりやや小ぶりだが、うまみは十分」(地元生産者)という同市神島産の殻付きカキ(1袋2.5キロ入り)を千袋用意。市価より格安の千円での販売とあって、午前9時の開場前から300人以上が列を作り、約45分で売り切れた。

 会場では笠岡諸島・北木島産や浅口市寄島町産も売り出され、カキフライやたこ焼きなどの屋台も並んだ。

 神島産を3袋購入した来場者(79)=高梁市=は「蒸しガキにして晩酌のお供にしたい」と話した。

 マルシェは県南西部で養殖しているカキをPRしようと、2011年から毎年開催している。

© 株式会社山陽新聞社