岡山市北区 大会新で3度目優勝 晴れの国駅伝 1区から首位譲らず

3年ぶりの開催となった大会で一斉にスタートする1区の選手たち=岡山市旭川・百間川ランニングコース

 岡山県内の市町村対抗で競う「第12回晴れの国岡山駅伝」(岡山陸上競技協会主催、山陽新聞社共催)は29日、岡山市の旭川・百間川ランニングコースの9区間42.195キロで3年ぶりに行われた。19市町から計24チームが出場し、1区から首位を譲らなかった岡山市北区が2時間15分29秒の大会新記録で2大会ぶり3度目の優勝を飾った。

 新型コロナウイルス禍で中止となった過去2大会分の思いや郷土の誇りを胸に中学生から一般までのランナーが力走し、熱戦を展開。コース沿いには「激走」「心はひとつ」などと書かれた横断幕や各市町ののぼりが掲げられ、チーム関係者をはじめ家族、知人らが大きな拍手で選手の背中を後押しした。市を除く町村の部は吉備中央町(15位)が初めて制した。

 レースに先立つ開会式で越宗孝昌・岡山陸協会長(山陽新聞社相談役)が「地域のために全力を尽くし、素晴らしいたすきリレーを見せてほしい」と激励。選手を代表し、岡山市南区の角南季明主将が「日頃の成果を十二分に発揮し、1本のたすきに力を込めて走り切る」と宣誓した。

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