ドルーリー快走 3人抜き区間新 チーム6位入賞貢献し優秀新人賞

3区で区間新記録を樹立し女子の優秀新人賞に輝いた津山市のドルーリー朱瑛里

 「第12回晴れの国岡山駅伝」(岡山陸上競技協会主催、山陽新聞社共催)は29日、岡山市の旭川・百間川ランニングコース(9区間42.195キロ)であり、岡山市北区が2時間15分29秒の大会新記録で2大会ぶり、単独最多となる3度目の優勝を果たした。中学生対象の優秀新人賞は、女子は3区1位で9分40秒の区間新記録をマークしたドルーリー朱瑛里(津山市、鶴山中)が選ばれた。

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 中学3年生が注目度にたがわない快走だ。津山市代表として初出場したドルーリーは3区で従来記録を10秒短縮する9分40秒の区間新。優秀新人賞を射止め、チームを6位入賞に押し上げた。

 17人抜きの激走を演じ、全国的な話題になった都道府県対抗女子駅伝から2週間。5位でたすきを受けると、みるみる加速し3人を抜いた。首位の岡山市北区との差も1分から23秒に縮め、「トップが見える位置でたすきを渡せて良かった。雪で練習が十分できなかった中ではまずまず」と振り返った。

 都道府県駅伝後は一躍時の人となり、反響の大きさに戸惑うことも少なくないが、純粋なエールには感謝している。「応援してくれる地元に貢献できた。高校ではインターハイに出て活躍したい」と話した。

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