高校生が結婚式場で振り袖ショー 着物の魅力広めたい 那須

高校生がモデルを務めた振り袖のファッションショー

 【那須】着物の魅力を広めようと高校生が企画した振り袖のファッションショー「NASU FURISODE JK COLLECTION」が29日、高久丙の結婚式場「那須高原セント・ミッシェル教会」で開かれた。

 那須塩原市在住の作新学院高2年田野暖佳(たのはるか)さん(17)が友人3人と「大和撫子(なでしこ)プロジェクト」を立ち上げ企画。モデル38人のうち33人、司会や音響担当の6人は高校生となった。着物は同市の貸衣装店「鈴屋」が提供した。

 ショーは3部制で、色とりどりの振り袖を身にまとった高校生が次々と登場。ダンスやパイプオルガン演奏のほか、着物の歴史を紹介するコーナーもあり、約80人の観客を楽しませた。

 実行委員の大田原女子高2年遠藤優奈(えんどうゆうな)さん(17)は「若い人が手を出しやすい着物のアレンジが多くあることが分かった」、那須塩原市鍋掛、自営業山田美紀(やまだみき)さん(36)は「高校生が企画したことが素晴らしい」と話した。

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