1000年以上のいにしえから徳島県三好市を見守る古刹「箸蔵寺」。
箸蔵寺は真言宗御室派別格本山で、天長5年(828年)に弘法大師が金比羅神の御神託を受けて七堂伽藍を建て、自ら神像を刻み本尊として開基したと伝わる、1,000年を超える歴史を持つ由緒ある寺院です。
神仏習合の風習が色濃く残っており、拝むことに真剣に取り組む密教寺院としての側面もあります。
開山以来、毎日朝夕欠かさず、金毘羅大権現のもと護摩殿で護摩祈祷が行われています。
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箸蔵寺に伝わる最も重要な秘法の1つ、「星供養」とは
今や朝の情報番組などでも見られる「星座占い」による運勢判断は西洋占星術を簡略化したもので、誕生時に太陽が12宮のどの宮(サイン)に位置したかにより、その人の性格や相性、運命などを占います。
太陽暦であるグレゴリオ暦では、誕生日さえ判れば太陽の位置も判るため簡便な占いとして、急速に普及しました。
密教では、本命星(ほんめいじょう。北斗七星の7つの星から生まれ年の干支によって決まる)が運命を司る星と考えられ、また1年ごとに巡ってくる運命を左右する星を当年星(とうねんじょう。毎年変わる九曜と呼ばれる9つの星のことで、それぞれ吉凶がある)と呼び、その当たりによって良い年・悪い年があるとされています。
個人の本命星・当年星を供養して1年間の厄を払い、運を開くことが出来るといわれています。
良い星の年はより良く、悪い星の年は災いが少なくなるように祈願する儀式が「星供養」で、「星まつり」とも呼ばれます。
星供養は旧暦の元旦や立春などに行われ、箸蔵寺の星供養は古来よりの伝統を守り、節の分かれ目を大切にして真夜中の0時をまたいで行われます。
節の変わり目が1番法が効くと言われるためで、深夜にも関わらず多くの参拝者があり、全国より申し込まれた数千のお札や御守りが祈念されます。
2023年は1月21日深夜、2月3日深夜の計2回となっています。
午後23:30分より護摩殿にて護摩祈祷をし、終了後は持仏堂にて大般若転読法要が行われます。
※箸蔵山ロープウェイは午後21:00より星供養終了まで運行されています。
厳粛な法要です。当日は非常に厳しい寒さが予想されるので、万全な防寒対策をして参加してください。
また、メールや電話、ファックスでも星供養で祈念された御守りのお申し込みが可能です。
お申し込みフォームは【こちら】です。
幸福を祈り災いを除くよう、1年の厄除開運を祈願しましょう。
【詳細情報】
箸蔵寺
https://miyoshi-city.jp/spot/箸蔵寺
〒778-0020三好市池田町州津蔵谷1006
TEL:0883-72-0812
FAX:0883-72-5651
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