小倉将信(おぐらまさのぶ)男女共同参画・女性活躍担当相は29日、6月に先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合が開かれる日光市内を視察した。奥日光のホテル「ザ・リッツ・カールトン日光」で報道陣の取材に応じ「中禅寺湖の眺望など日本の素晴らしさをアピールできる建物」と評価した。
栃木県は同ホテルを主会場として提案しており、小倉氏は福田富一(ふくだとみかず)知事や粉川昭一(こなかわしょういち)日光市長らと最上級のスイートルームを視察した。主会場について「決定次第発表する」と明言を避けたが「国際会議を行う場としてのポテンシャルを再確認した」と好印象を強調した。
同会合では、女性の経済的自立と男女間の賃金格差などが話し合われる。小倉氏は「わが国の女性活躍の状況を国内外にアピールする場にしたい」と述べ、福田知事は「(会合は)栃木のブランド力向上や世界への魅力発信につながる。準備をしっかりしていきたい」と話した。
小倉氏は、29日に宇都宮市内で開かれた女性活躍に関するシンポジウム出席に合わせて来県した。