【続報】DNA鑑定で男性(37)と判明 ベルトコンベアに引っ張られる姿も 粉砕機に巻き込まれたか リサイクル施設で死亡事故 広島

29日、広島市にある産業廃棄物処理業者のリサイクル場で、廃材を粉砕する機械に男性が巻き込まれたとみられる事故で、警察は見つかった骨の一部などをDNA鑑定した結果、連絡がとれていなかった37歳の男性と判明したと、31日、明らかにしました。

事故があったのは、広島市安佐北区大林町にある産業廃棄物処理業者のリサイクル場です。警察によりますと、29日午後5時すぎ、この業者から「作業員が1人いない、機械が動いたままになっている」と通報がありました。

警察が付近を調べたところ、廃材を粉砕する機械の周辺で、血痕や骨の一部などが見つかったということです。

ここで働く 会社員 中野俊樹 さん(37)と連絡がとれていませんでしたが、警察は発見された骨の一部などをDNA鑑定した結果、中野さんと判明したと、31日、明らかにしました。

現場は産業廃棄物を粉砕・圧縮して固形燃料を作るリサイクル場で、中野さんはブルドーザーを使って廃材をベルトコンベアーに搬入する作業をしていたということです。

場内のカメラには、29日午後2時ごろ、男性がブルドーザーを停めてベルトコンベア付近に近づいたあと、転倒してベルトコンベアに引っ張られる様子などが映っていたということです。

警察は死亡事故と判断していて、いきさつを調べています。

© 株式会社中国放送