【バットフリップ 総集編】ゲームを決めるひと振りで打者の感情が爆発する!

ゲームの勝敗を決める緊迫した状況で、最高の打球が放たれた瞬間、スタジアムの興奮はマックスとなる。ひと振りを放った打者も感情が爆発し、バットを放り投げる。今季、「ベースボールの華」といわれる「バットフリップ」がキマった瞬間を振り返る。

球史に残るバットフリップが、2015年の地区シリーズで生まれたブルージェイズのホセ・バティスタの「The Bat Flip」だ。

レンジャーズの2連勝からブルージェイズは2連勝で決戦は第5戦に。2対3から7回にブルージェイズが追いつき直後のバティスタが左中間スタンドに豪快なアーチを放った瞬間に伝説のシーンが生まれた。その動画の視聴は現在、400万回を超えている。

そんなバットフリップは今季も多く生まれており、MLB公式サイトでは「BEST BAT FLIPS OF 2022」としてベスト40動画を発表。そのなかからトップ5を紹介しよう。

バットフリップランキング2022の第5位はジーン・セグラのサヨナラ打🤩
このダイナミックすぎてフリップという言葉には収まらない、バット投げとなっています! pic.twitter.com/JKYWeEoUS6

— MLB Japan (@MLBJapan) December 23, 2022

5位は年末にマーリンズ移籍が決まったジーン・セグラ。9月6日のマーリンズ戦の9回裏、2対2の同点で1死一・三塁の場面で放ったサヨナラタイムリー。

バットフリップランキング2022!!
第4位はこの試合2発目となる逆転2ランでヒーローとなったマーク・キャナの1発です pic.twitter.com/BDIuFKSE8F

— MLB Japan (@MLBJapan) December 24, 2022

4位はメッツのマーク・カンハ。7回に同点3ランを放ったカンハが1点リードされて9回に放った逆転の2ラン。これが決勝点となった。

バットフリップランキング2022!!
第3位は #マリナーズ のポストシーズン進出を決定させたカル・ローリーのサヨナラホームランのバットフリップです pic.twitter.com/aE0Zl1wqEI

— MLB Japan (@MLBJapan) December 25, 2022

3位はマリナーズのカル・ローリー。この試合に勝てば21年ぶりのプレーオフ進出が決まる9月30日のアスレチックス戦。1対1の9回、2死無走者で代打のローリーがライトスタンドに放ったサヨナラアーチ。

バットフリップランキング2022!!
第2位には #アストロズ のワールドシリーズ優勝へとつながるPS初戦の勝利をもたらしたアルバレスの逆転サヨナラ3ランホームランが選出されました pic.twitter.com/XE3L5dyD1c

— MLB Japan (@MLBJapan) December 26, 2022

2位はアストロズのヨーダン・アルバレス。マリナーズとの地区シリーズ第1戦、5対7でリードされた9回裏2死一・二塁からのサヨナラ逆転3ラン。

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そして1位はフィリーズのリーズ・ホスキンス。ブレーブスとの地区シリーズ第3戦、3回に放った3ラン。「バット投げ」というよりは、「バット叩きつけ」といえるシーンが今季の1位に選ばれた。

ちなみに、15位に選ばれたのはエンゼルスの大谷翔平。4月15日のレンジャーズ戦、ジャッキー・ロビンソン・デーで今季第1号を先頭打者弾で飾り、5回に放ったこの日2本目のアーチが選ばれた。控えめなフリップが大谷らしい。

来季はどんなバットフリップが見られるか。そして、大谷のバットフリップにも注目しよう。

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