
札幌市の2023年度当初予算案のうち、30年冬季五輪・パラリンピック招致の関連予算は、前年度当初の4億2300万円から約8割減の9350万円となった。秋元克広市長が30日の記者会見で明らかにした。東京大会を舞台にした汚職事件やテスト大会を巡る入札談合事件を受け、市は昨年12月、積極的な機運醸成活動の休止を表明している。
市によると、国際会議でのプレゼンテーションのほか、市民の支持向上に向けたイベントブース出展などの費用は軒並み0計上となった。
一方、大会運営の透明性・公正性の確保に向けた検討などに3600万円、関連教育の推進に2200万円を盛り込んだ。
