子牛と触れ合い 児童が酪農学ぶ JAおからく、倉敷で出前授業

牛を優しくなでる第二福田小児童

 岡山県産牛乳をPRするとともに牛を身近に感じてもらおうと、JAおからく(津山市川崎)の青年部は27日、第二福田小(倉敷市福田町古新田)で出前授業を行った。3年生約120人が子牛との触れ合いや乳搾りを体験し、酪農への理解を深めた。

 青年部のメンバー5人と、委員長を務める難波晃大さん(32)=倉敷市=が飼育する生後2カ月のホルスタイン「ゆき」「ゆか」の2頭が訪問。最初は牛を怖がっていた児童もすぐに慣れ「かわいい」と笑顔を見せブラシで優しくなでた。

 牛の模型を使った乳搾り体験では、アドバイスを受けながら一人ずつ取り組んだ。質疑応答もあり、メンバーが「乳搾りは毎日欠かさない」「母牛や子牛が死んでしまうことがあるので出産する時が一番大変」などと説明した。

 男子児童(9)は「寒い日なのに牛の体はあったかくて柔らかかった。時間を忘れるくらい楽しかった」、別の男子児童(9)は「乳搾りは力が必要で難しかった。毎日している酪農家さんはすごい」と話していた。

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