自動車8社の生産、4年連続で減 半導体不足が長期化

自動車大手8社の2022年の生産・販売実績

 国内自動車大手8社が30日発表した2022年の国内生産台数は、前年比0.1%減の738万6544台だった。世界的な半導体不足や、新型コロナウイルス流行に伴う部品調達難の長期化が響き、4年連続の減少となった。部品不足による生産制約は徐々に改善しつつあるが、見通しは依然不透明との見方が強い。

 東日本大震災で生産設備や供給網が打撃を受けた11年(約797万台)の水準を3年連続で下回った。8社中、トヨタ自動車、ダイハツ工業、マツダの3社がマイナスとなり、残る5社は前年水準を上回った。最大手のトヨタは7.7%減となり、46年ぶりの低水準に沈んだ。

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